2009年1月18日 (日)

エンジニアのキャリア観の違い

よく行っている技術者勉強会のテクノ未来塾は、それなりに名をなした技術者がよく講演に来ます。
この前講演に来た人は中小企業の社長で、論文発表200件とかいうたたき上げの技術者です。
こういう中小企業の技術系経営者は、
「エンジニアというものはひとつの職場で10年、20年とじっくり育っていくものだ。ちょっと職場がイヤになったからといってすぐ転職などという風潮を一部のブローカーが作っているのは実に嘆かわしい」
という立場の人が割と多いです。

一方で、渡辺千賀さんのシリコンバレーエンジニア紹介コラム(http://www.pasonatech.co.jp/hatarake_sv/index.jsp)で紹介されている人は、
「ひとつの会社で3年いれば、大方のことは吸収できる。自分をさらに行かせる職場へ転職し、新しいチャレンジを繰り返すことで成長していくことが大事だ」
というキャリア観の人が多いですね。

渡辺千賀さんのコラムは人材紹介サイトに掲載されているということは割り引いたとしても、同じエンジニアでなんでこうも違うんでしょうね?
自分は、中小企業のオヤジは頭が古くて時代遅れだから・・・というわけではないと思います。

日本の技術系中小企業というのは、モノ作りの会社が多いんですね。上のような主張をするおじさんというのは、鉄鋼材料や精密機械など、職人的なノウハウを要求するような仕事に携わっている人が多いです。この場合、技術を身につけるのに何年もかかるし、その技術も装置の癖も含めた会社固有の技術だったりするわけです。それに材料開発では、材料の特性のデータなどを何年にもわたって取り続けた結果が技術開発の競争力だったりするんですね。
一般にモノ作りは開発を開始してから結果が返ってくるまでスパンが長いので、技術のサイクルを回すのが遅く、エンジニアが育つのにも長い時間が必要だったりします。
そういった環境では、会社にとって安易に転職されるのも困るし、技術者としての成長にも繋がらないわけです。

一方で、シリコンバレーのエンジニアは大部分がソフトウェアエンジニアです。ソフトウェアは、技術を身につけるのに3年もあれば十分ですし、開発環境は標準化されてます。なので、会社が変わっても自分の技術力がリセットされるということはなく、より面白い会社、より待遇のいい会社へと転職しやすいのだと思います。
プログラムは実行すればすぐに結果が返ってくるので、技術のサイクルを回しやすく、割と早くエンジニアも技術も育つんですね。

かように同じエンジニアといっても、ジャンルによって人生観はかなり異なるわけです。終身雇用か、成果主義かという議論も、このような個々のキャリアの特質も考えないと意味がないんですよね。

ちなみに自分の仕事の半導体回路設計は、ソフトウェアとものづくりの中間くらいの立ち位置です。仕事自体はコンピュータのCAD上で行うし開発環境もかなり標準化されているのですが、最終的にはモノとなって返って来るで、ソフトウェアほど技術サイクルは早くありません。
一通り身につくまで5年ってところですかねぇ・・・どうでしょう?

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2008年12月 3日 (水)

LinkedInが最近面白い

LinkedInというSNSがあります。
http://www.linkedin.com/home
これは、シリコンバレーなどで一般的な、ビジネス人脈用SNSだそうです。
ビジネス用なので、みな実名で登録し、プロフィールは履歴書のように書いています。
ただ、英語だし、日本ではこういうオープンな文化ないので、外資でしか使えないかもしれない。

かなり前に複数の友人から招待されて参加し、そのまま長らく掘っておいてました。
でも最近、いろんなコミュニティに入ってみて、ちょっと面白くなってきました。

例えば、半導体関係のコミュで、アメリカの大学生が就職相談のスレを立ててました。折からの不況で厳しそうです。
まあ、日本でもmixiあたりでありがちな話題なのですが、そのスレッドのタイトルが、
"Why interested and passionate students not getting jobs in semiconductor field?" 「なんで興味もあって情熱もある学生(←自分のこと)が半導体業界で就職できないんだ?」
っていうものです。こういう押し出しの強さの違いに文化の違いを感じました。
ちなみに其の答えは、「ICエンジニアなんてやめなよ・・こき使われるばっかりで安月給だから。金融とかいきなよ」とか、
「新卒の学生じゃ厳しいよねー。弁護士とかどう?」とか、なんか萎えるものばっかりでした・・。アメリカはエンジニア天国というイメージだったのにな・・。

其のほかにも、「ドバイでアナログエンジニア募集!」とか、なんだかワールドワイドなスレッドが立っていて、面白いです。
海外での就職に興味のある方は、登録してみるといいかもですよ!

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2008年9月 8日 (月)

仕事と勉強

 ぼくちんは技術者のくせにプログラミングが苦手です。
基本情報処理技術者試験を受ける時にC言語だけは勉強したのですが、速攻忘れました・・。

でも、今はプログラミングをちゃんと習得しようと思いたち、K&R(C言語の古典)などを読み始めてます。

なぜならプログラミングが出来ないと仕事がこの先うまくまわせないように感じるから。
複雑なシステムは回路図こきこきと書いているのでは限界があります。処理のアルゴリズムをC言語かなにかでシミュレーションしないと・・。

考えてみると、会社に入ってからこのかた勉強ばかりしている気がします。

入社時は、電気電子系の仕事なのに、金属工学出身で電気は全然素人。

電磁気の基礎と、電気回路、デバイス物理を一から勉強する

高周波関連の仕事に就く

高周波電磁気学、高周波デバイスの勉強をする

仕事を進めていくうちに、電子回路やアナログ情報処理の知識がないと顧客部門と話ができない

アナログ電子回路を勉強する

それが高じてアナログ回路技術者に社内転職

アナログ電子回路、PLL、フィードバック制御、その他実務的なことを一から勉強

設計対象が高機能化してきて、年々デジタル制御の割合が大きくなっているので、アナログだけじゃなくデジタルシステムを知る必要がある。

デジタルシステムおよび、アナログ-デジタル混載システムの勉強をはじめる

デジタルシステムを構築したり設計するには、ハードウェア記述言語やC言語など、プログラム言語を知らないと厳しい

プログラム言語の勉強をはじめる←いまここ

さらに、顧客部門のシステムを知らないと、仕様も作れないので、顧客部門のシステムの勉強もし続けます(インターフェースとか、RFとか、EMIとか、その他仕事によりますが)。

同じ部署で同じ仕事をやっていても、技術の進歩が激しいので、畑違いと思っていた分野の知識が必須になる場合も多いです。また、今までやってた業務でも、基礎は意外と忘れてたりするので、定期的なブラッシュアップは必要です。もちろん、異動すれば、その分野は一から勉強しなおしなわけで。
そこまでがんばって勉強しないで適当にやっている人もいて、それでも給料は一緒なのですが、やっぱり時代にキャッチアップできない人にはそれなりの仕事しか来ないわけです。適当こいていても、不満たらたらだったりするわけです。現場の人間として面白い仕事しようとしたら、やっぱスキルを磨かないといかんわけです。

一方で30代も半ばに入り、いつまでも現場の一技術者でいることに危機感も感じるわけで・・とはいえ、現場での能力が低い人間に人は付いてこないわけで・・。
人格的なカリスマゼロを自認している私めは、どちらにしろ勉強し続けるしかないわけですなー。
んー、眠い・・・

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2008年8月 5日 (火)

企業で働くとき、博士は有利か否か。

 大学院を志望の学生のみなさまにおかれましては、暑い中受験勉強を重ねられているころかと思います。

 さて、理系の学生の方は、多くの方が修士課程に進学されると思います。修士課程の利点は、

・専門分野の基礎知識、経験が積める。

・一般的な研究開発の進め方の基礎を学べる。

・就職の際、研究開発職は学部生に比べ有利。また技術職以外の商社、代理店、金融といったいわゆる「文系就職」の選択肢もある。

ということがあり、比較的抵抗なく修士課程への進路を選ぶ学生が、日本では多いと思います。

さて、では「博士課程」はどうでしょうか。「博士」は大学で得られる最高学位であり、研究者としては一人前と認めてもらえる資格であり、大学で職を得るには必須と一般には認知されております。では、民間で働く場合、「博士号」というキャリアは、有利なんでしょうか、不利なんでしょうか。

僕は修士までで博士は取っていないのですが、半導体メーカーに勤務し、採用にも携わったことのある経験から、ちょっとえらそうですが意見を述べてみます。

結論からいうと、取っておいて損はない、ということです。

はっきりいって、日系のメーカーでは、博士号があるか否かは、現状では待遇にはまったく影響がありません。一応、学位取得までの期間を考慮されて、学士卒の5年目相当からスタートになりますが、その後の給与、出世スピードはまったく関係ありません。なので、日系の大手メーカーでキャリアを過ごす分には、実務経験が不足する分だけ損とも思われます。

 しかし、自分の周囲を見る限り、業務と直接関連するテーマを研究していた実績ある優秀な博士は、入社後即戦力として活躍している人も多いです。開発業務が大規模化して、高学歴の技術者でもルーチンワークをこなす「手足」に割り当てられかねない昨今の半導体開発ですが、業務テーマに詳しい博士は、最初から「頭脳」に割り当てられる可能性が高いように思います。厳しい競争の中で数少なくなった「面白い仕事」にありつける可能性が高いわけです。

また、海外では、技術者や研究者として一人前と認められるには博士が必須ということもよく聞きます。もし、外資や海外で技術者として仕事したいと思うなら、博士号はあったほうが有利になる場面も多いことでしょう。

 それだけでなく、日系メーカーに就職したとしても、これからはますます海外の企業と協業したり、協力しあったりする場面も多くなると思います。また、いつ買収されるとも限りません。そういったなかで、グローバルな舞台で渡り合おうと思ったとき、博士号は役に立ってくれるのではないでしょうか。特に、半導体業界で、何か面白くて刺激のあることをやりたければ、舞台は日本に限らないほうがいいと思います。

 京都大学の先生が、「博士号をとろう!」というテキストをwebsiteに掲載してますが、大筋は同意します。

http://www.nanobio.frontier.kyoto-u.ac.jp/lab/torou.html

一方の就職事情について。一昔前は、博士号を取ると就職先がなくなってしまうというようなことを言われてましたが、最近は企業側も博士に門戸を広げつつあるのではないかと思ってます。これは、競争激化により、少しでも能力の高い人材が欲しいという事情が大きいです。半導体メーカーなら、半導体関連のテーマを研究した工学系ドクターなら、かなり有利なんじゃないでしょうか。直接に半導体のテーマでなくとも、理学系の物理、化学、または数学科でも、優秀でコミュニケーション能力のあるドクターなら、需要は高いと思います。企業の研究所なんかは、ドクターを取っていないと逆に入るのが難しいんじゃないでしょうか。

 しかし、修士から博士課程を志望するのであれば、一つ覚悟を決めて欲しいことがあります。それは、受身ではいけないということです。修士課程までは、モラトリアム気分でもなんとかなりますし、社会に出てからリカバリーが効きます。しかし、博士課程でそのままでは、たとえ博士取得できてもその後のキャリアが危ないと思います。博士を卒業するころには20代後半、学部卒の人間は、社会人5年目で立派に社会で中堅として働いています。彼らに負けない武器を手に入れられなければ、博士の(少なくとも)3年間は無駄になってしまいます。また、博士を取るとなると、やはり就職先はその専門知識、能力を生かすような場所がよいでしょう。積極的に挑むようなテーマがなければ、おとなしく修士で就職したほうがいいかもしれません。

 できれば、其の分野の世界最高の研究室に行きましょう。二流以下の教授の下で学ぶのは、はっきり言って人生の無駄です。海外留学が可能なら、海外で取得してくるというのもいいと思います。博士課程は、専門知識の習得だけでなく、人脈形成の場とも心得ましょう。修士までと違い、ある程度実績も求められます。研究過程で悩み、考え抜くような経験ができれば、貴重な財産となるでしょう。企業は、そういうところも見ています。

 企業に入ってから社会人ドクターを目指すことも可能です。しかし現実問題、研究開発以外の部署に配属になると、かなり取得は難しいです。学生のうちに論文をたくさん出していれば別かもしれませんが・・。

 研究したいテーマがある学生のみなさん、是非ドクターを目指してみてください!

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2007年11月14日 (水)

回路設計と板前の共通点

よくコンビニで売ってるMy first bigの板前漫画(味いちもんめとか、江戸前の旬とか)を読んでいるのですが、最近、俺の仕事もどっちかというと、こういう板前のような職人に近い気がしてきました。

なんかですねえ、一人前に認められるまでの道のりが遠いのですよ・・。

味いちもんめなんかによると、一人前に認められるまでには、追いまわし→焼き方→煮方→立て板という道筋を、15年くらいかけて回っていくようです。最後は花板という、俗にいう親方の地位があるのですが、これは管理職に近いですね。

これをおいらの仕事(アナログ回路設計)に当てはめると、

・雑用、レイアウト、周辺回路設計(初心者~2、3年目くらい)・・・追いまわし

・先輩のアシストを受けて、自分でコアの回路設計の経験を積む(3~6年目くらい)・・・・焼き方

自立してコアの回路設計を担当し、プロジェクト進捗もある程度自分で管理する(7年目~9年目くらい)・・・・煮方

回路のトポロジーの開発も行い、若手の面倒も見る(10年目以降)・・・立て板

チームマネージャー(管理職)・・・・・花板

やっぱ、一人前と見なされるのは、7年目以降の、板前の世界でいう煮方クラスなんですよね。回路に熟達して自分で回路方式の選択や新規開発を出来るような人は10年目くらいの立て板クラスの人で、そこまでいくと花板もあまり細かいことは言わなくなります。

わしゃ、他の技術分野からこの世界に入って、今三年目、まあ、追いまわしをやっと卒業したところですよ。自分の場合、いわば農家をやってた人が一念発起して料理人の世界に飛び込んだようなもんです。同じ食材を扱ってたとはいえ、別次元の話。中卒で料理人をやってた人には同い年でもまだまだ太刀打ちできないわけです。

やっぱ、理論はベースにあるけど、長年の経験と勘がものをいうというところが料理とアナログ回路設計って似てるのかな?
 
 最近妙に料理漫画に親近感を覚える反面、板前修業は中卒とか若いうちから始めるのにちょっと焦りを感じます。仕事がばりばりこなせる30代前半に十分な技術レベルを身に付けるには、そんくらい若いうちから修行しないとってことなんでしょうね。
 振り返って、30歳前後でこの世界に入ったおいらは、十分なスキルを積むころには年齢は・・???
 ってんで、やっぱちょっと焦る今日この頃です。

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2007年3月26日 (月)

日産LPIE修了式

以前、日産財団のエンジニア教育プログラムである日産LPIEの合宿に参加したというレポートを書いたのですが(Nissan LPIE(技術系リーダー養成プログラム)体験記(1)(2))、先週、プログラムの修了式がありました。

20070317 (修了証)

最終的にはメンバーで作ったプロジェクトは3つが残り、それぞれをチームで話し合って作り上げていき、修了式に最終プレゼンをしてもって修了とするという形でした。

このプログラムの特徴は、メンバーの活動の自由度が非常に高いということでしょうか。竹内プログラムディレクターの狙いとしては、正解が分からない現実世界の問題を解く能力を身に付けさせるためには、既存の講義形式の教育ではなく、メンバーが自ら考えて枠組まで決めていくような形がよいということで最大限プログラムの自由度を大きくしたようです。だから、基本的に事務局や先生方は方向性のほかは何も決めず、プログラムの内容までメンバーにゆだねられます。これは、すべて自分たちで決められるという面白さがある反面、受身では何も得られないという厳しさがあります。

要はモチベーションが一番大事なのですが、本業と並行してこれを9ヶ月間保ち続けるのが結構大変でした。

毎週末、夜遅くまでミーティングなんて、多忙な社会人にはなかなかきついですよ・・。

それでも、普段は交流しないような世界の人たちと真剣に議論を出来たのは大きな財産でしたね。モチベーションだけで繋がるチームを運営していく難しさも痛感しました。

今後、プロジェクトをどこまで続けていくかというのも個々のメンバーにゆだねられるのですが、個人的にはそろそろ本業に集中したいなーと思います。

先生方的には3つのプロジェクトとも完成度はまだまだらしいので、検討を継続してもらいたいようですが(笑)

もし、このプログラムに興味のある人がいたら、2007年度メンバーも募集しているようなので、応募してみてはいかがでしょうか。なかなか面白い経験ができますよ!

募集要項(2007年度メンバー)

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2006年10月23日 (月)

やりたいこと。

三鷹光器という知る人ぞ知る会社の会長の中村氏のインタビュー記事を読んだ。

http://www.jinzai-bank.net/edit/info.cfm/tm/054/

この人は、中学卒ながら、大企業にも負けない技術力と製品で三鷹光器を世界的に有名にした人です。根っからの技術者という感じで、本田宗一郎とちょっと似てるかもしれない。

この人のものづくりへの哲学はすばらしい。技術者として尊敬してます。

自分は、電機メーカーに入って、半導体技術者として今まで仕事してきた。デバイス開発から回路設計まで経験し、特許もとった。冴えない日本の半導体業界に居て、どんな風にすれば冴えるようになるのか、経営とかビジネスに興味も持ち、リーダーシップ教育プログラムにも参加している。

どうすれば、もっと半導体業界が活性化するのか、どうすれば、もっと自分が有利に人生を歩めるのか・・・なんて考えたりもした。

でも、この記事を読んで、もっと単純に考えていいんじゃないかと思った。

自分がやりたいことをやればいいだけじゃん。

自分が一番やりたいこと、それはお金儲けでも、ビジネスでも、経営でもなく、

『ものづくりをしたい』

ということ。

それも、

みんなが面白がってくれる

みんなの役に立つ

ようなものを作りたい。

これが、今までのキャリア作りの原動力になっていたなと。

だから技術者を職業として選んだし、ハイテク企業に就職したんだなと改めて思った。

実は、半導体そのものにもたいしたこだわりはなかった。

実際、大企業で仕事していると、みんなの役に立つとか、みんなが面白がってくれていると実感する機会は少ないですが・・。

でも、一人の技術者として考えれば、企業の枠とか、仕事の枠とか、あまり気にしないで活動する面があってもいい。

みんなに面白がってもらえるモノを作る、ということを一番に考えていきたい。

それは、いわゆる「ハード」なものづくりだけではなく、ソフトでも、仕組みづくりでも、イベント作りでもなんでもいいから、作る側に回って面白いことを世の中に仕掛けたい、ということ。

もちろん、ビジネスとか、業界とか、お金のこととか、まったく興味がないわけではないので、これからも情報はウォッチしていくけど、自分にとっての優先事項は「つくる」ということだ、ということは心に留めておこう。

ちなみに、三鷹光器の人材採用について会長さんのインタビュー記事が下記。

入社試験は、自分の顔を描くことと模型飛行機の作成。

この会社受けて受かる自信が・・・あまりない・・(^^;;

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2006年9月22日 (金)

悩む年頃

昨日、会社を辞める先輩2人と飲みました。
一人はアメリカに渡って現地の会社に転職、一人はベンチャーに転職ということでした。
二人に共通しているのは、半導体デバイス技術者というキャリアの行き詰まり感です。これから日本にはデバイス技術者の需要が少なくなるので、競争が厳しくなるだろうと。その前に少しでも自分に付加価値をつけたいという感じでした。

 自分も就職するころからなんとなく転職は意識してたので、なんだか追い越された気分になりましたw。でも、自分の場合は技術的にまだまだ吸収しなくちゃいけない時期なんですね。話を聞いて、再度留学にチャレンジしてもいいかなーと思ったんですけど、ある程度技術力がつかないと留学しても得るものは少ないというのと、社費留学後に転職というのは前例がありすぎるために厳しく言われるだろうし後ろめたいなーと。ハイテクの世界の先進地はやっぱシリコンバレーだし、どんな雰囲気で今、どんなことを考えている奴らがいるのか、知りたいけどなー・・うーん。

あと、ベンチャーにチャレンジしてみたいという気持ちもあって、それは既存の大手半導体メーカーのビジネスモデルに限界を感じているというのが大きな理由です。そして日系半導体メーカーは大概家電会社の1部門だったり総合電機の系列だったりするのですが、そのせいでしがらみが多く、そう簡単に体質は変わらないだろうし、自分がある程度会社のビジネスを切り回せる幹部職になるのは10年以上先で、それまで会社の方がどうなっているかわからないし、自分もそのときしがらみにとらわれずに判断できるかは自信がないし。一方で日本は経営はへたくそだけど、優秀な半導体技術者はたくさんいるというのが通説です。なので、時代にマッチしたちゃんとしたビジネスモデルを立てていい技術者集めれば、まだまだいけるんじゃないの?と。そして新しいビジネスモデルってのは1から立ち上げたほうが手っ取り早いんじゃないだろうかなーという感覚があるのです。そんなベンチャーを立ち上げてもいいし、いいベンチャーがあったら入って一緒にやってみたいなーというのもある。でも、それにしても自分にちゃんとした技術力がないとベンチャーなんて不安でしょうがないですよね。そして、ビジネスの目利きというか、どんな商売がこれからいけるのか、という判断力を磨くというのは技術力とはまた別の視点で身に付けなくてはならんと思うわけです。それで日産財団のプログラムに参加したりしてるわけです。
ただ、新しいことにチャレンジするなら、体力があってしがらみのない若い方がいい。それと実力とのバランスをどの辺で考えて次の手を打とうかなー・・。
先に決断した先輩の話を聞きながら考えてしまったのでした。

「ま、ちぶぞうはまだしばらく会社にいたほういいな」といわれちゃいましたがwww

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2006年9月13日 (水)

戦略的社費留学制度のすすめ

大手メーカーでは、社員を海外に社費留学させる制度があるところが多いと思います。

自分の勤務する会社にも、社費留学制度があります。

しかし、あまり効率的に運用されているように見えないんですね。

社費留学までのプロセスは、希望者が立候補して、事業部長がその中から推薦者を決め、人事に上げて審査するという形です。そして、合格者は、留学する研究室を自分で決定して1~2年留学します。

要は、行きたい人が行きたいところに行く制度なんですね。社員を一人アメリカ西海岸の大学に技術留学させると、留学先の研究室への援助金、住宅費、生活費などで、1000万は下らない費用がかかるといわれます。MBAならもっとですね。それだけのお金を投資しながら、そこには会社としての戦略がまるで見えません。成果も厳しく問われることがないので、バケーション感覚で行く人もいます。挙句の果てに留学後すぐに転職された日には、投資金額が丸損になりかねません。

やはり、「行きたい人を行きたいところに行かせる」のではなく、会社として「行かせたい人を行かせたいところに行かせる」観点が必要なのです。会社の戦略として強化したい分野、市場があるはずであり、それに沿った人材と留学先を決める必要があります。次世代デバイスのシーズを探索したいのか、ソフトウェア技術を強化したいのか、目的によって選ぶ研究機関は違うはずですし、市場としてアジアを狙うのなら、中国やインドの大学に多く人を送るということも選択肢に入るはずです。また、留学する人にとっても、自分のミッションが明確なら、留学の効果もより高まると思います。帰国後は、留学で何を得て、これから仕事にどのように生かしていくのか、投資してくれた経営陣の前でプレゼンする義務があると思います。そして、その後数年間の仕事の成果は、人事にトレースされるべきだと思います。現状は、そのあたりの投資に対するリターンの見極めが甘いといわざるを得ません。

最後に、留学後の転職リスクですが、これについては、帰国後数年以内に退職の際は、留学費用を返還するという念書を書かせて対処する会社も多いと思いますが、職業の自由がある以上、根本解決になっているとは思えません。これはやはり、留学した人材に対して、その能力に見合う魅力のある職場を提供する以外、解決の道はないでしょう。

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2006年8月14日 (月)

Nissan LPIE(技術系リーダー養成プログラム)体験記(2)

合宿にはスーパーバイザーになっている大学の先生も一緒に寝泊りして議論に加わります。

さて、ついたら夜にレセプションがあったのですが、その前に京都大学の西本先生から「デカルトの方法論序説」なる100ページほどの本が渡され、「明日の朝の講義までに読んでおけよ。ええか、でもこの後はしっかり酒を飲んでみんなと議論はしなきゃいかんぞ」なるお達しが・・。哲学書なんて読んだことないですけど・・。いきなりハードな課題ですw

レセプションの後は、施設内のバーに移って酒を飲み、さらにその後、数人の酔っ払ったメンバーに引っ張られて更に飲まされ・・開放は日付け回ってました。これから読むのかい!!!

・・・でも、なんとか読んで次の日の講義を受けました。眠かった・・そして、プロジェクト開始。

お題は、「チームに分かれてそれぞれ「humanity&sustainability」の理念にフィットするようなプロジェクトを立ち上げなさい。ただし、提案書レベルで終わるものでなく、世の中でビジネスとして回すところまでサポートするのでそのつもりで」というものです。チーム分けの方法論も、どんなプロジェクトにするのかも、メンバーに任されます。この合宿で決まったテーマに沿って9ヶ月のプログラム期間でプロジェクトを完成させるというわけです。

さて・・・初対面のメンバーでチーム分けの方法論から考えるということ。これがなかなか大変なんです。どういう基準で分けるのか、いくつのチームにわけるのか、プロジェクトが先か、チーム編成が先か・・・喧々諤々の議論になります。プロジェクトにしても、いったい何を対象にすべきなのか、意義があってかつ世の中で通用するような独創的なプロジェクトにするにはどうすればいいか・・・、もう、朝の8:30から深夜の2時3時まで毎日毎日議論を繰り返します。研修施設の環境はすばらしいのですが、堪能している余裕がないほどへとへとになりました。

反面、普段の仕事では得られないとても貴重な経験を得られました。日常業務では殆ど自明として意識しない「何のために行うのか」ということを徹底的に議論するのです。これは世の中にどう役に立つのか、自分たちがやる意味はどこにあるのか、ということを深く考えるいい機会になりました。本当は、ビジネスの原点ってそういうところにあるんですよね。自社のビジネスを維持するためには・・とか、技術レベルを落とさないためには・・とか考えがちなんですけど、そういうところにとらわれず、一度「なんのため?」から始めるのはとても重要だなと思いました。

合宿で出合った仲間もまた強烈にキャラが立った面々で、よくこんなの集めたな・・という人たちばかりでした。みなその分野の第一人者には間違いないんでしょうがね。

さて、合宿から帰ってきた後もプロジェクトは続きます。メンバーとメールなどでプロジェクトに関する議論を交わしつつ、ビジネス立ち上げに必要な知識を学んでいます。ファイナンスとか技術評価の方法論なんて、こんな機会じゃないと勉強しないので、がんばっています。本業で勉強しなくちゃならないこともたくさんあるので、なんだか受験期の高校生のようになってますが・・。

このプログラムは今年が初めての取り組みで、我々が第一期生になります。プログラム自体も発展途上なので、メンバーもITツールの整備などに協力しています。

というわけで、初めてづくしでいろいろ大変なところもありますが、来年以降に繋げるためにもなんとか成功させたいなーと思っています。

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Nissan LPIE(技術系リーダー養成プログラム)体験記(1)

最近、めっきり更新が滞っているのは、なんだかいつもの2倍忙しくなったからです。

それは、最近、日産財団が行っているNissan LPIE(Nissan Leadership Program for Innovative Engineers)なる技術系リーダー教育プログラムに参加しているからです。

Nissan LPIE HomePage

読売新聞には、「技術者版松下政経塾」などと表現されていたりしますが、日産のゴーン会長の肝いりで技術系の下地をもった各界を引っ張れるようなリーダーを育成しようという大変結構な企画です。前に紹介した理系白書にあるように、日本では技術系出身のリーダーが少ないといわれてますからね。。自分も「斜陽」とか言われてしまっている半導体業界で何ができるのか、この機会に考えてみたいと思って参加しました。実はこのプログラム、審査にさえ通れば、なんと無料でこのプログラムを受けることが出来るのです。お、おいしい・・来年以降も継続して行うそうなので、興味のある方は、ぜひ。

さて、7月末に開校式があり、そのまま5日間の合宿がありました。開校式には、GM問題で大忙しのゴーンさんが来てくれて、1時間弱ほど我々と質疑応答に応じてもらいました。なんだかすごい機嫌がよく、自分の正面に座ったゴーンさんはにっこり会釈を返してくれましたw。

その後そのまま箱根の研修所に直行だったのですが、それは日産の役員専用研修所とかで、部屋は広いは酒は無料だわでいたれりつくせりで、ただでこんないいとこ使っていいの~と浮かれてました。しかし、その後に続くハードな生活をこのときはまだよく分かっていませんでした・・

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2006年5月10日 (水)

どうして僕は技術者を志したか

毎日新聞には、理系白書なる長寿企画がある。ご存知の方も多いと思うけど、理科系の人材はこの国ではどのように処遇されているか、これからも技術立国するにはどうしたらいいか、というあたりを取材した企画なんだけど、この企画を読んでると、技術者ってのはつくづく不遇なのね・・っていう気分になってくる。

僭越ながら、現役で技術者やってる私めに言わせるとですね、何が問題って、やっぱ給料が低いの一言に尽きますわよ。学生時代には「金よりやりがい!」と熱く語って技術の世界に入ってくるわけですよ。でも、文系の友達と会うと、給料がおいらのほぼ2倍だったりするのですよ。別においらの倍の時間働いているわけじゃないですからね。やっぱりなんか萎えますよ。それに、優秀な技術者が必ずしも出世するとは限らないんですね。優秀な技術者は往々にして我が強いので、技術での功績とマネジメントは別、みたいなノリで、ナニナニプロフェッショナルとか、技監とかいうポストに祭り上げられて、実質は出世コースから外されちゃったりするんですね。

 なーんだ、技術を一生懸命頑張っても結局この程度の待遇かい、と思うと、学生がメーカーを敬遠するのも分からなくもないです。

 そして、世間でよく誤解されるのは、技術系ってのは好きな事やってるんだから、少々安月給で待遇悪くても我慢できるんでしょ?っていうことです。おいおい、理系人間をそんな浮世離れした変人と誤解しないでください!仕事は趣味と違うんですから!あくまで組織のための”仕事”ですからね!それは営業の人に向かって「あんた営業が好きなんだから給料安くても我慢しろ!」っていうのと同じくらいの理不尽さです。

じゃ、そんな不遇な技術者に自分はなんでなったのか。

しかも、高校時代も得意教科は国語と英語で、数学が一番の苦手科目だったんです。そもそもなぜ理系?という感じですが。

それは一言でいうと、科学と技術への憧れがあったからです。

子供のころから雑誌のニュートンなんかが好きで、宇宙の向こう側とか、素粒子の極限とか、だれも行ったことのない未知の世界について考えるのが好きでした。そして、ロボットとか、コンピュータとか、未来を拓くような最先端技術への憧れをもったのでした。

院生時代はこれまた研究がさっぱり面白くなく、(俺って研究向いてない)と思ったのですが、将来の職業を考える時期に来たとき、やっぱり、ウォークマンや、マイクロプロセッサのように人の価値観や生活スタイルを変えてしまうような画期的なモノ作り、技術開発への憧れを捨てきれなかったんですね。

なので、会社を選ぶときも、業績より、最先端技術を開発できるかどうかを基準にしました。

そこで思ったのは、若者の理系離れを食い止めるのは、1にも2にも科学や技術への憧れを喚起させることじゃないかなーと思います。僕が小さい頃は、鉄腕アトムもあったし、どらえもんとか21エモンとか、とかく漫画で科学技術への憧れを植えつけられました。今はマンガもアニメも科学賞賛一辺倒ではないですからね・・。

そして、安月給を身に沁みて味わっている今、何をモチベーションにして技術者やっているかというと・・・・・一言でいうとですね。

自分の夢には2つあって、ひとつはやっぱり日本の半導体業界の活性化に結びつくくらい事業を成功させてみたい。ホリエモンだかヒルズだかしんないですけど、金融が一番手っ取り早く儲かるねーというのは事実なのですが、結局、経済の足腰を作っているのは実業です。あえて実業にこだわって成功例を作ってみたい。

もうひとつは、脳型コンピュータの実現ですね。これはかなり壮大な夢ですけど、実現すれば、IT革命よりさらに大きな社会変化を引き起こすと思います。現在のノイマン型アーキテクチャと脳型アーキテクチャでは、演算の仕組みがまったくちがうので、半導体デバイスのレベルから考え直さないと本当の意味での脳型コンピュータはできないと思うんですよね。これはどちらかというと、自分が一線の研究者としてやりたいというより、実用化につなぐ役目をやってみたいという感じですかね。

どちらも身に余る夢といえばそのとおりなんですけど、こんくらいのこと考えてなければ、技術者なんてやってられませんて!

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2006年4月30日 (日)

JASVA

JASVA(半導体ベンチャー協会)というものに入会してみました。

これは、半導体関連のベンチャー企業で組織される団体で、企業間の情報交換とか、個人の起業支援などをしているのです。

早速年鑑が届いたのですが、日本にゃ半導体ベンチャーというのはたくさんあるんですな。400社以上登録されております。

といっても、六本木ヒルズのIT企業群に比べると、とっても地味な印象をぬぐえませんですねー。代表的な半導体ベンチャーのザインエレクトロニクスにしても、時価総額100億円強ってところですからね。売り上げも1000億円にははるかに届かないし。既存の大手メーカーには存在感でかないません。

アメリカでは、どっちかいうと、新興ベンチャーの方が元気がよく、ファブレスのクアルコム、ブロードコムなど存在感の大きいベンチャーが多いです。また、EDAベンダーなどはまだまだ起業が多く、最近話題のDFM関連のツールなどをネタにしたベンチャーはたくさんあります。

また、台湾も90年代からファウンダリの会社が勃興してきて、今では設計関連ベンチャーも続々と出てきているようです。

これらと日本の違いは、一つは大学の技術の種をうまくビジネスに結びつける仕組みにありそうです。半導体ベンチャーはサービス業やITベンチャーと違ってアイデア一発で何とかなるものではなく、あくまでテクノロジドリブンなものであり、大手企業には無いような卓越した技術があって初めて成功するものです。その意味で、大学の研究しているテーマというのはシーズとしては面白いのですが、そこに資金をつぎ込んでビジネスの専門家を入れて形にしていくという仕組みはまだちょっと不足しているようですね。日本にも大学発のベンチャーはあるのですが、シリコンバレーの大学発ベンチャーや、国策としてやっている台湾の産学連携に比べると、まだまだ迫力が弱いですね・・。

あと、エンジニアの保守的傾向もあります。大手企業に在籍しているエンジニアはなんだかんだ言っても、安定志向の人が多いですし、気軽にスピンオフして起業しましょうという風潮はまだまだありません。特にデバイス・プロセスエンジニアは製造装置がないと技術を発揮するのが難しいので、なかなか踏み出すのは難しいものがあります。大手企業も新興ベンチャーには冷たいと思います。新技術を導入するときも、日本の無名メーカーよりも、アメリカの名の知れたメーカーの技術を選んでしまう傾向はありますからね。

しかし、業界全体を見ると、既存の日系半導体メーカーは伸び悩んでいて、世界での存在感もどんどん小さくなってきています。やはりこの辺で、世界で肩を並べるくらいのビックベンチャーの誕生が望まれます。

世界をとるベンチャーの条件てなんでしょうね。やっぱ、携帯や家電など、数の出るアプリケーションの世界標準をとる半導体を作るってのがいいんでしょうね。それか、既存の半導体メーカーでは解決しにくい問題(最先端世代のばらつき問題解析とか、ノイズ解析とか)のソリューションを提供するEDAベンダーとか(EDAベンダーはイグジットとして買収を考えたほうがいいかも)。そのためにはまずはテクノロジで卓越しないといけません。その分野で世界的に有名な教授と提携して、優秀なエンジニアと資金を集中して開発するとか。せっかく日系ベンチャーで行くなら、日本の研究室と提携したいもんですね。今なら東大、東北大、神戸大、広島大とかですかねー。これらの大学の教授は自分でもベンチャーやってたりするから、その辺との兼ね合いもありますが。大手企業でエース級のエンジニアってのもどうやって抜くかは問題ですね。でも、エース級のエンジニアが必ずしも見合った待遇を受けているわけではないのが日本企業の欠点なので、その辺をうまくついて熱く夢を語れば意外と引っ張れるかもしれません。資金は問題ですね。下手にVCから引っ張ると、その後の経営権の問題が起きそうだし、かといって、メーカーは給料低いから自分で用意するものなかなか大変。

うーん・・・。なんとかならんですかね。

自分は起業する気があるのかって?まあ、急いでしょぼいベンチャー立ち上げてもしょうがないですからね。まだまだ勉強中ですよ・・・

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2006年4月18日 (火)

クレイジーエンジニア主義

tech総研の「クレイジーエンジニア主義」ってのが面白くてよく仕事の合間に見てるんだけど、今回のMIT教授の石井裕氏のは日本企業のエンジニア出身者として共感しました。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000789

通常勤務以降に自分の興味分野をやるとかね。これって意外と強いモチベーションがないと出来ないんですよ。通常勤務で心身ともに疲れちゃいますしね・・もう飲みに行きたいなーみたいなw。でも、自分の幅を広げるためにはこういうプラスαの時間って大切ですよね。逆に言えば、仕事に忙殺されることを避けなくちゃいかんちゅうことですが。

あと、個々の技術より、概念の研究に力を入れていることにも共感を覚えました。概念っていうのは技術開発の方向を指し示すものだから、大きな革新を呼ぶには大切な研究ですよね。でも、日本では一番受け入れられにくい研究かもしれません。

「力を存分に出したい、突出した成果を出したいと考えるエンジニアには、エンジニアであることを辞めよ、と言いたいですね。エンジニアというラベルを張った段階で、もう壁ができている。」
このくだりもいいですねー。僕も、エンジニアという枠を超えて、世の中に役に立つもの、もっと面白いものを生み出して行きたいなーと思ってます。

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