2009年9月29日 (火)

東芝,半導体の研究開発(R&D)体制を再編

東芝、半導体の研究開発見直し 重複解消し合理化急ぐ(日経)

見直しの対象となるのは、半導体事業部門が持つ研究所のアドバンストマイクロエレクトロニクスセンター(横浜市)。うち製造技術を担当する「プロセス技術推進センター」、要素技術の「半導体研究開発センター」の2組織に現在1200人の研究者が所属するが、プロセス技術推進センターは廃止。研究開発センターも縮小し、主に先端技術研究を担当する500人を東芝本社の研究開発センター(川崎市)に、プロセス担当の研究者200人を工場に異動させる。

半導体の研究所に1200人もいるとは、さすが東芝ですね。そのうちのプロセス技術推進センターが廃止というのは、時代の流れなんでしょうね・・。IBM連合にプロセス開発は任せるという意味で。

 国内の半導体メーカーは、プロセス技術でTSMC委託かIBM連合に参加しているところが大半なので、プロセス技術の再編はどの会社も不可避なのかもしれませんね。

 東芝の工場は、姫路や四日市など西日本中心なので、家を買っちゃった人などは大変ですね・・。

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2009年9月17日 (木)

ついに合併契約成立!!

ルネサスとNECエレが来年4月合併で基本契約
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/09/16/060/index.html
3ヵ月越しで揉めに揉めた合併契約が、ついに決まったようです。
NECエレクトロニクス+ルネサステクノロジ
=ルネサスエレクトロニクス!

売り上げ世界3位、従業員5万人のグローバル半導体企業誕生です。
おめでとう!
ロゴも、NECのトレードカラー青と、ルネサスの赤を混ぜ合わせて、魅惑の紫色!
Runeele
うらやましー(棒読み)

てか、一部には、NECの冠がなくなることに失望してらっしゃる方がいるようです。
上場会社であるNECエレが存続会社のはずなのに、「庇を貸して母屋を取られた」的な。
でも、ルネサスのほうが規模が大きいわけで、メディアの観測では、合併のセオリーどおり「存続会社はNECエレだけど、経営支配はルネサス」ということになってたわけで、驚くに値することではないのです。
この人たちは、日本電気から分社したときに、「NECのエリート社員として入社したはずなのに、NECじゃなくなる」と嘆き、今回は「NECの冠すらなくなる」と嘆いているわけです。NECという肩書きが欲しくて入社したわけですね。分かります。

でも、ルネサスを見てごらんよ!
日立、三菱という日本を代表する超高級ブランド会社の社員だったはずなのに、一足お先に、一般人は誰も知らない会社名になっちゃったのよ。
「僕、日立に勤めてます」「へぇー(;゚∀゚)=3ムッハー」
「僕、ルネサスに勤めてます」「へぇー-y( ´Д`)。oO○」
みたいな。

エルピーダメモリを見てごらん!
DRAM技術者といえば、ちょっと前まで会社を支えた超花形エリート社員だったわけです。日立でも東芝でもNECでも、「DRAMの開発してます」といえば、それはもう出世の花道。それがたった5年くらいの急激な不振で、やっかいなお荷物として、外に放り出されて会社の冠もとれちゃったわけですよ。
大企業の冠なんて、会社の都合に左右される空しいものですよ・・・

そう。会社の冠が取れたときに個人の力が試されるのです。今のおいらの会社も全然知られていないので、協力会社に舐められることもあるみたいです。そこを個人の力を見せ付けて評価を取り返すのです。

というわけで、優秀なNECエレの社員はなんの心配もいりません。
ルネサステクノロジの優秀な社員と協力し合えば、競争力の高いMCUとともに、再成長も可能でしょう。
合併おめでとう!頑張れルネサスエレクトロニクス!
 
*追記
 
 実際、NECエレとルネサスが合併して、マイコン専業メーカーとして出直すというのはありかなと思います。両社合わせて世界シェア三割というポジションと、長年培ってきた設計資産は強力です。競争領域をMCUに集中し、ソフトウェアとユーザーサポートを強化して、ファブライト(レスじゃなく)で生産変動に対応しやすくし、迅速な経営判断が出来る体制を築けば、かなりいいポジションで生き残る面白い会社になる可能性は高いと思います。
ただし、それを実現するには、
・製品分野のリストラ
・規模に見合った人員のリストラ
・MCU製品ラインナップの見直し
・生産拠点の統廃合
・これらを実現するための財務体質の強化
などなど数々の困難な課題を乗り越えなくてはなりません。
実現までの道のりも大変なら、実現するときの社員の負担も相当なものです。
正直にいえば、「合併してよかったね☆」と気軽にいえる状態ではないと思います。
でもね・・
新生ルネサスだけでなく、東芝やFMLのような半導体メーカーや、ソニー、パナソニック、シャープのような電機メーカーも含めて、この激変する業界では、安定という言葉はほぼ死語に近いんじゃないかと個人的に思います。
会社は生き残りをかけて変化せざるを得ません。たとえそれがベストな選択でないとしても、立ち止まらず、日々変化し続けることで対応するしかないのかなと思います。
 このような時代には、個人も企業ブランドの冠など当てにせず、自分の力を信じて自分の道を切り開いていく気構えでやっていくべきじゃないかなと思うのです。
 外部から偉そうなことを言っちゃってますが、日本の産業界に大きな影響を与える両社の合併は成功して欲しいと思うし、エンジニアの方々も頑張って欲しいと思うのです。

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2009年7月 2日 (木)

2008年の年収世界一

世界的に株価が暴落した去年、さぞファンドマネージャーやってる人は冷や飯食っているだろうと思いきや・・・・

「世界一は年収2500億円!ヘッジファンドマネージャーランキング2008」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0421&f=business_0421_052.shtml
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  ルネサンス・テクノロジーズを率いる1位のジェームズ・シモンズ氏の08年の報酬は2500億円だった。すでに71歳になるが、現役として活躍。
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ねねね年収2500億????
一人が得た報酬ですよ???

僕ちゃんなら、真面目に働いても3万年はかかります。
MJの遺産980億も目じゃありません。

ほほほほー・・・・・
ほー

世の中広すぎますねー。

シモンズ氏は数学の専門家で、MITとハーバードで数学の教授をやっていたそうな。
数学がこんなにお金になるって知ってたら・・・
あー、大学生やりなおしたい。

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2009年2月18日 (水)

村上春樹氏のエルサレム賞受賞スピーチ

友人から教えてもらった村上春樹氏のエルサレム賞受賞のスピーチに感動しました。

このスピーチをエルサレムで行った村上春樹氏に最大限のリスペクト!

個人的にはオバマを超えるほどのすばらしいスピーチでした。

スピーチの英文テキストは以下のリンクにあります。

Always on the side of the egg

http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.html

でも、英語を読むのがかったるいという人向けに日本語に訳してみます。天才村上春樹の表現が私のつたない日本語表現になってしまいますが、そこはご勘弁を・・

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今日、私はエルサレムに小説家、つまりプロのうそつきとして来ました。

もちろん、小説家だけが嘘をつくわけではありません。みんな知っているように政治家もそうです。外交官も軍人もときおり彼らなりの嘘をつきます。車のセールスマンも肉屋も建築家もそうです。でも他の人たちと違うのは、小説家は嘘をついても誰からも非難されないことです。それどころか、大衆や批評家に賞賛されます。なぜでしょうか。

 

私の答えは、多分こうです:すなわち、これは巧みな嘘だから ― つまり、フィクションを作りあげることで、それが真実に見えるから―小説家は真実を新しい場所に移して新しい光を当てるのです。多くの場合、もともとの形で真実を捉えて表現するのは、事実上不可能です。そういうわけで、我々小説家は、ものごとをフィクションの場所におき、フィクションの形にすることで、隠れた場所から真実を誘い出し、尻尾をつかまえようとしているのです。しかしながら、それを達成するためには、まず我々のどこに真実があるのかをはっきりさせなくてはなりません。これがよい嘘を作り上げるための重要な資質です。

 

しかし、今日は嘘をつくつもりはありません。私はできるだけ誠実でありたいと思います。私が嘘をつかないと約束するときは一年の中で数日しかありませんが、今日はそのうちのひとつとなります。

 そんなわけで、本当のことを話したいと思います。実はたくさんの人がエルサレム賞を受けにここに来ないようアドバイスをくれました。ある人たちは、もしここに来るようなら私の本の不買運動を検討すると警告さえしてきました。

その理由は、もちろん、ガザでひどい戦闘が起こったためです。国連は1000人以上の人が隔離されたガザ市の中で死んだと報告しています。多数の人は非武装の市民、つまり子供や老人だったそうです。

 

 このような時期にイスラエルへ旅立って文学賞を受けるのは適切なことなのか、この行為が紛争の一方へ肩入れしているという印象を作らないか、一方的な武力を行使することを選択した国の政治を是認するような印象をつくらないか、賞の知らせを受けてから何度も何度も自問しました。もちろんこのような印象は与えたいとは思いません。私はどんな戦争も認めないし、どんな国も応援しません。もちろん、私の本が不買運動にさらされるのも望みません。

 しかし、結局は、よく考えた末にここに来ることにしました。この決断のひとつの理由は、あまりにたくさんの人がここに来ないほうがいいとアドバイスして来たことです。多分、たくさんの他の小説家のように、私は言われたことの正反対をやりたがるのです。もし人々が、「そこにいくな」、「そんなことをするな」と私に言ったら、特にそれが警告だとしたら、私は「そこに行く」ことや「それをする」ことを望むところがあります。それがいわば小説家としての私の性質であります。小説家は特殊な人間です。彼らは、自分の目で見て自分の手で触ったものじゃないと本当に信じたりしないのです。

 そして、それがここに私がいる理由です。私は離れているより、ここに来ることを選びました。私は見ないことより自分で見ることを選びました。私は黙ることより皆さんと話すことを選びました。

 これは、政治的なメッセージを伝えにここにいるということではありません。もちろん、正しいことと悪いことを判断することは小説家のもっとも重要な義務ですが。

 しかし、その判断を他人に伝える表現はそれぞれの書き手に任されています。私自身は物語、超常的な物語にすることが好きです。なぜなら、今日は直接的な政治メッセージを伝えにあなた達の前に立っているつもりはないからです。

 

でも、どうぞ大変個人的なメッセージを一つ言うことを許してくださいね。それは、フィクションを書いているときに常に心に留めていることです。私はこれを紙切れに書いたり、壁に書いたりさえしません。私はこれを心の壁に刻んでいるだけです。それは:

 「高くて硬い壁と一つの卵との間で衝突が起こったら、私はいつでも卵の味方をするだろう」

 

そう、どれだけ壁が正しくて、卵がどれだけ悪くても、私は卵の味方をします。他の誰かがどっちが正しくてどっちが悪いかを決めるでしょう。多分時間や歴史が決めるのでしょう。もし、どんな理由でも壁の味方をして物書きをする小説家がいたら、その仕事にはどんな価値があるんでしょう?

 この暗喩にどういう意味があるんでしょうか。いくつかの場合、非常にシンプルで明快です。爆弾と戦車とロケットと白りん弾は高くて硬い壁でしょう。卵は、破壊され、焼かれ、撃たれた非武装の市民です。これは暗喩のひとつの意味です。

 でも、これがすべてではありません。より深い意味もあります。このように考えてください。我々は誰でも多かれ少なかれ、一つの卵です。我々はそれぞれに唯一でかけがえのない魂を壊れやすい殻の中に持っています。これは私の真実で、みなさん一人ひとりの真実でもあります。そして我々の一人ひとりは多かれ少なかれ、高くて硬い壁に直面しています。この壁には名前があります。「システム」です。システムは我々を守ってくれるように思えますが、時々自分自身の生命を帯びて、冷たく、効率的に、システマティックに、我々を殺し始めたり、我々が他人を殺す原因になったりします。

 

 私は小説を書く只一つの理由があります。それは個々の魂の尊厳を表面に持っていき、光を当てることです。物語の目的は、システムがその網の目の中で我々の魂をもてあそんだり貶めたりしないよう、警告をならしたり、ライトをシステムに向け続けたりすることです。わたしは物語―生と死の物語、愛の物語、人々を泣かせたり恐怖で震えさせたり笑って震えたりするような物語―を書くことで個々の魂のユニークさを明確にしようとし続けることが小説家の仕事だとまったく信じております。これが我々が日々、大真面目にフィクションを作り続ける理由であります。

 

 私の父は去年90歳で亡くなりました。彼は引退した教師でパートタイムの僧侶でした。彼が大学院のころ、彼は徴兵されて中国に送られました。戦後子供が生まれたとき、私は毎朝、彼が朝食前に家の仏壇の前で長く深いお経をとなえるのを見たものです。一回彼にどうしてそのようなことをするのか聞いたところ、彼は戦争で死んだ人々のために祈っていると教えてくれました。

 彼は味方も敵も同じように、戦争で死んだすべての人に祈りをささげていました。仏壇の前に正座をした彼の背中を凝視すると、彼の周りに死の影が漂っているように思えました。

 私の父は死に、彼の記憶もまた彼とともに去りました。彼の記憶は私はもう知ることはできません。しかし、彼の周りに潜んでいた死の存在は私の記憶の中に残っています。これは彼から伝えられた数少ないものの一つで、一番大切なものです。

 

 私は今日、みなさんに伝えたいことが只一つだけあります。我々は国籍や民族や宗教を超えて個々人の人間で、システムと呼ばれる高い壁に相対しているもろい卵なのです。誰の目から見ても、我々に勝ち目はありません。壁は高すぎ、強すぎ、そして冷たすぎます。もし我々に勝利の望みがあるとすれば、我々自身、そして我々の魂の独自性とかけがえのなさを信じること、そして魂が寄り集まって得られる暖かさに由来しなくてはならないと思います。

 

 このことを少しの時間考えてください。我々一人ひとりが実体のある、生きた魂を持っています。システムはそのようなものはもっておりません。システムが我々を搾取することを許してはいけません。システムが自身の生命をもつことを許してはいけません。システムが我々を作ったのではありません。我々がシステムを作ったのです。

それが、私がみなさんに言わなければならないことのすべてです。

エルサレム賞を受賞したことを光栄に思います。私の小説が世界の多くの場所で人々に読まれていることを光栄に思います。私は、ここで今日、皆さんにお話をできる機会を持てることを光栄に思います。

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*追記

英語の原文について一番信頼性の高そうなテキストの情報を以下のブログで見つけました。
http://kayophils.blog.so-net.ne.jp/2009-02-20
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以下の英文は村上春樹さんが講演を終えたあと共同通信エルサレム支局の長谷川健司特派員(支局長)がエルサレム賞主催者から入手
したテキストが基になっています。しかし、実際の講演はこれに少し修正が加えられていました。当日、長谷川特派員が授賞式会場の
取材で録音したレコーダーを聞きなおし、実際に村上さんが話した通りに再現したものです。
http://www.47news.jp/47topics/e/93880.php
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と、いうことです。
全訳した英文と数箇所表現が変わっているところがありますが、大体一緒です。IsraelNewsのものは、多分講演の原稿なんでしょうね。

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2008年8月 8日 (金)

赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち

赤塚不二夫氏の告別式でのタモリの弔辞での白紙芸が世間をにぎわせている今日この頃ですが、

タモリナレーションの「赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち」が面白い。
赤塚不二夫は、命張って笑いやってる昭和の芸人みたいな人だね。
面白いことが好きな人がまわりに集まってて、面白パワースポットみたいになっている。いいなー。混ぜて欲しい。
まだ途中までしか見てないので、メモ代わりに下にURLはっときます。
これ見てから弔辞を聞くと味わい深い。

赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち1/8
http://jp.youtube.com/watch?v=apTgGZ6JmQ8&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち2/8
http://jp.youtube.com/watch?v=Po2met3_0OE&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち3/8
http://jp.youtube.com/watch?v=1oudEbLFF4M&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち4/8
http://jp.youtube.com/watch?v=rR4Pb7bZvw8&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち5/8
http://jp.youtube.com/watch?v=OtSVHsm9JKA&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち6/8
http://jp.youtube.com/watch?v=XmHsrBQZzmM&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち7/8
http://jp.youtube.com/watch?v=iehwdWNZv_4&feature=related
赤塚不二夫とトンデモナイ仲間たち8/8
http://jp.youtube.com/watch?v=hVHpWBb10UA&feature=related

稀代の天才漫画家のご冥福をお祈りします。

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2008年7月24日 (木)

日本型経営、良いか悪いか 

日本型経営、良いか悪いか 二つの白書「閣内不一致」(asahi.com)

http://www.asahi.com/business/update/0723/TKY200807230009.html

 厚生労働省が22日発表した労働経済白書は、長期雇用など日本型雇用慣行について、生産性の向上につながると再評価した。一方、内閣府が同日発表した経済財政白書では、終身雇用を中心とする日本企業のリスクを取らない体質が低成長の一因だと批判しており、長期雇用の評価を巡り「閣内不一致」とも言える対照的な内容となった。

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対照的というか、なんと言うか、どちらもいわゆる「年功序列、終身雇用」のいわゆる”日本型経営”の別の面を指摘しているだけじゃなかろうか。

厚生労働省は労働者の立場から見ているし、経済産業省は経営者の立場から見ますからねえ。

 まあ、労働者の立場から見たら、安定雇用が期待できる「終身雇用」を評価するのは当然だし、経営側から見たら、人件費が高くつく経営形態に批判的なのは当然か。

 しかし、”日本型”経営ネエ・・・。そもそも今の時代、そうやって企業の経営スタイルを一くくりにする意味があるんだろうか。

 「年功序列・終身雇用」型経営は、市場が右肩上がりに成長し、人口構成が若年層に偏っていた高度成長期の日本だから広く普及した経営スタイルなのはいうまでもないんだけど、今は国内市場は成熟し、企業が成長を続けようと思ったらグローバルで競争をしないといけない。今までのいわゆる”日本型”経営ではやっていけなくなるケースが多くなってきたわけです。もちろん、終身雇用型の経営もよい面がたくさんあるでしょう。成果主義で痛い目見た会社もあるでしょう。でも、少なくとも時代に合わせて企業の形も変えていかなくてはならない。じゃあ、どんな経営手法が最適なのか。これは、もう既存の型を当てはめればいいのではなく、それぞれの経営者自身が自分の頭でしっかり考えて築いていかなくてはならないんじゃないでしょうか。”米国型”経営とか”日本型”経営があるんではなく、その会社の形にあった経営手法というのを見つけていかなくてはならないんだと思います。

 ”米国””日本””年功序列””成果主義”と色分けしたり、コンサルが提唱するような流行の経営手法に乗っかるのは楽でしょうけどね。

しかし、役所がいまさらこんな白書を出すというのはどういう意味があるんでしょうかね。

日本企業の経営スタイルに行政指導でもする気でしょうか。

商売を知らない役人が、民間企業の経営に口を出すことだけは止めて欲しいと思います。

 

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2008年7月19日 (土)

野茂引退

日本人大リーガーのパイオニアであり、日米両方で卓越した成績を上げた野茂英雄選手が、ついに引退を表明したようですね。

Nomo03052

野茂引退:最後までスタイル貫き(毎日.jp)

http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/news/20080718k0000m050158000c.html

日米で201勝を上げましたが、右ひじを2回手術したあとは、球威が落ち、ロイヤルズを自由契約になった後は、獲得に乗り出す球団もなく、引退を決意したということです。楽天にも打診したが、断られたという話もあり、だいぶ力は衰えたんでしょう・・・。野茂ほどの選手でも怪我には勝てなかったみたいですね。

いまや大リーグに行く日本人は珍しくないですが、野茂は別格でしたねー。
おいらが大学生の浮かれまくっているころに、野茂は大リーグで投げ始めたわけですが、日本人が大リーグで通用するなんて夢にも思っていなかった時代で(そう考えるとだいぶ昔ダナ・・)、ハチ公交差点のでかいディスプレイで野茂がドジャースで初めて投げるのを見たとき、「ついに日本人が大リーガーに!」って興奮した記憶があるなー。 そのころは、野茂が登板というのが、ひとつのニュースとして毎度流れていたほどですからね。

野茂がそこで活躍したおかげで、大リーグが日本人選手を認めたし、日本人も大リーグ行きやすくなったんだよねー。パイオニアってすごいよな。

そっけないインタビューのパイオニアでもあったけど(笑

野茂がえらいと思うのは、個人で社会人野球クラブを作ってノンプロの受け皿を作ったり、エイズ撲滅の基金を作ったり、単に自分の野球のみを見るのでなく、広く社会を見渡しながら、必要なことは何かを考えていることですね。

昔の語録を見ると、その慧眼に感心させられます。

http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/f-bb-tp2-20080717-384953.html

◆「僕は、花があるうちにやめるんじゃなく、落ちぶれてボロボロになっても投げ続けようと決めました」(90年10月26日、ルーキーで新人王、MVPなど8冠に輝き)

◆「メジャーは見に来なければ分からない。選手ならば、やってみなければ分からない。日本からもっと選手が来て、大リーグでプレーすることが当たり前のようになればいい」(96年1月23日、ナ・リーグ新人王受賞会見で)

 ◆「金額よりやることに意義がある。チャリティーには何らかの形で貢献したい」(95年8月17日、エイズ撲滅の「K基金」を設立し)

◆「才能ある選手にプレーする場を提供したい。未来のプロ野球選手、メジャーリーガーを数多く育てて野球界を発展させたい」(04年1月22日、NOMOベースボールクラブのユニホームお披露目の席で)

野茂の真骨頂は華々しい戦績より、その後のマイナーに落ちてもあきらめずにがんばりぬく態度だと思います。どんな状況になっても、必ずしも希望が見えなくても、ひたすら信じた道を進んでいくというのは、見ている人にも勇気をくれるもんだなあとおもいました。

あれだけやり抜いて、引退に際してまだ「悔いが残る」っていうのがいいですね。

かっこいいなあ。かっこいい生き方っていいですね。

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2008年6月22日 (日)

NECエレとエルピーダ、ディスプレイ用ドライバICの合弁会社を設立へ

mycomの記事より

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/20/030/

NECエレクトロニクスとエルピーダメモリは20日、液晶ディスプレイおよびフラットパネルディスプレイのドライバIC分野で合弁会社を設立すると発表した。現在は基本合意の段階で、9月末を目処に契約を締結し、今年中に新会社を設立する見込み。出資比率はNECエレクトロニクスが80%程度、エルピーダメモリが20%程度となる予定。

新会社ではディスプレイ用ドライバICの開発や設計、販売を行い、製造はエルピーダメモリに委託する。製造には、エルピーダメモリの広島工場内にある300mmウェハの製造ラインを使用する。

今回の基本合意は、ディスプレイ用ドライバIC事業の拡大を図るNECエレクトロニクスと、300mmウェハの製造ラインを効率的に活用したいエルピーダメモリの考えが合致したことによるもの。

発表によると、2007年度のNECエレクトロニクスのディスプレイ用ドライバICの売上は約800億円で、世界シェアでは12~13%。また、エルピーダメモリの広島工場内にある300mmウェハの製造ラインは、月産で約12万枚の製造能力を有しているという。

 東芝も液晶用ドライバ事業を再編したことだし、この業界も再編の波が大きく押し寄せてきているのでしょう。アイサプライによると、液晶ドライバICは、大型小型合わせて2011年に100億個市場になるという成長業界ではありますが、パネルの価格下落に歩調を合わせてIC自体の価格下落も激しいものがあります。メモリのように生産を大規模化して量産効果による低コスト化をいち早く進める必要もあるでしょう。NECエレは現在世界市場で3位以内のポジションにいるようですが、市場シェアが10%そこそこでは心細いものがあります。エルピーダはエルピーダでDRAMだけではあまりに事業のボラタリティが大きすぎるので、ロジックにもある程度手を伸ばして事業構造を安定化させたいのかもしれません。

 そういった思惑も絡んでいるんでしょうね。別会社にしたことで経営判断を機動的に出来ればプラスに働くでしょうけど、投資規模だけ会社のサイズに合わせて小さくなり、経営判断スピードは相変わらずという日本企業お定まりの路線になってしまうと、事業切捨てと思われかねません。是非、経営陣には奮闘していただきたいものです。

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2008年6月11日 (水)

秋葉事件で考えた

久しぶりの投稿です。

6/10に起こった秋葉原の殺人事件に関連してですが・・

http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY200806100128.html

ひどい事件ここにきわまれりという感じですね。
友人には、アキバ御用達という方が何人かいらっしゃって、彼らはほんと無事でよかった。

犯人は、25歳
性格:おとなしくてまじめという周囲の評判
動機:世の中が嫌になった

・・・

最近、こういう事件多くないですか。
昨年末からだけでも、
佐世保銃乱射事件
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe8700/news/20071214it12.htm
茨城通り魔事件
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080323/crm0803231935012-n1.htm
と、すでに三件も通り魔や連続殺傷事件が起きてます。
さらに、連続でなくとも、最近起こったマンション隣室のOLばらばら殺人事件も含めると、犯人のキャラクターや、動機がみんな似てます。

一見おとなしくてまじめな人が突然変身、理由は世の中が嫌になった、人を殺したかった・・・・

正直、こういう不可解で気持ち悪い事件は確実に増えていると思います。
統計的に凶悪犯罪は増えてないといっても、犯人の人格や背景など、質が変わってきているんじゃないでしょうか。

確かに、こういうことするのは一部の異常者なのかも知れないけど、自分は世相もかなり影響しているんじゃないかと思うのです。
一言で言うと、社会とのつながりが希薄になってきている影響じゃないかと・・・。昔は、終身雇用が前提で、会社も家族で運命共同体みたいなところがあったじゃないですか。でも、今は派遣や請負も急増して、同じ正社員同士だって、お互いのプライベートに踏み込んだ話はしないですよね。まあ、俺も別に会社の同僚とはしたくないけど・・。
さらに、友達づきあいだって、そこまで踏み込んだ関係はなくなってきているし、家族関係だって、あまりお互い干渉しない家庭が増えてるんじゃないでしょうか。ネットが発達して、顔を合わせなくても用は足せちゃうことも人間関係の希薄さというか、リアル感のなさに影響していると思います。

まあ、当然ネットは便利だし、都会のしがらみの薄さも自分なんかは十分満喫させてもらっているわけですが。

一方で、こういう世間とのつながりの薄さと折り合いをつけられなくて、孤独感を深めていくと、結構自分の中で煮詰まって、思考がわけのわかんない方向に行く可能性もなくはないと思います。それに、今の時代、耐えて働けば希望があるとは必ずしもいえないですしね。ある資質の人は、そんな身の上に絶望し、「世の中ぶっ壊してやる!」的発想に暴走する可能性もあると思います。

はっきりいって、そんな自分勝手な妄想に人を巻き込んでほしくないわけですが、人とちゃんと関わることなく、自分の世界で怪物を育てちゃうと、そういう普通の人の常識とか、価値基準なんて関係なくなっちゃって、「俺の世界を俺が終わらす!」みたいなことになっちゃうんじゃないかなーと思います。

だから、この人みたいに
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/ea/25/
凶悪犯にはよりいっそう厳罰を、そして防犯カメラをあらゆるところにつけましょう!って主張は、気持ちはわからないでもないけど、多分こういう犯罪の抑止力にはならないと思う。

だって、本人生きる気ないし、見つかっても関係ないんだもん。
そもそもこんな犯罪、今でも速攻死刑でしょ。わかっててやってるからね。この人たち・・・
単に、監視カメラが増えて、普通の人が生きにくい監視社会になるだけだと思う。

じゃあ、どうやったらこういう基地外の犯罪を防げるかって?
それはわかりません・・・・あせあせ(飛び散る汗)
とりあえず、武器を持たせないことは大事かな。
サバイバルナイフなんて、なんの用途があるの?

でも、俺も高校時代くらいまでは、同級生とつるむのが苦手で、あまり人付き合いをしない子でした。だから、不満を溜め込む心理もなんとなくわかります。
大学を経て社会人になって、友人が増え、人とのつながりの大切さを実感するようになりました。
自分を救うのは、結局人とのつながりですね。
ほんと、友人、家族には感謝です。

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2007年2月18日 (日)

ゆびとまの社長が元組長だった。

ヘラクレス上場の株式会社「アドテックス」の副社長が逮捕されましたが、彼は元山口組系暴力団の組長だったらしいです。

http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2007/02/17/t20070217000025.html

そして、なんとこの下村容疑者、同窓会サイトの代表格、ゆびとまの現社長です。

http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2007/02/17/t20070217000025.html

元暴力団関係者がメジャーサイト会社を経営していたという事実・・・

今回の容疑でも不正流用が暴力団に流れていた疑いもあり、今まで関わりなかった会社に突然経営幹部として就任した経緯の不可解さや、役員会で威圧的な態度で影響力を増していったという話が日経新聞で指摘されており、暴力団と完全に切れたとは思えない感じであります。

ライブドアでもいろいろウワサされていましたが、こんなメジャー会社のCEOを堂々とやっていたとは・・・

どうなっちゃってるんでしょうか。

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