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2011年10月22日 (土)

-サハラマラソン完走記~走歴なしからサハラ250kmマラソンまで~ Stage2

キャンプのテントは全部で16あり、エジプトの神様の名前がつけられていました。
その中で、僕のテントはNo.8、Menthuと名づけられたテントです。
テントメイトは全部で8名、シンガポールと日本の砂漠レース初心者が集められました。
メンバーは、
Reuben: シンガポール人 アップルのテクニカルマネージャー
Charles:シンガポール人 保険会社のITマネージャ
Goh: シンガポール人 学校の先生
喜納ちゃん:日本人 慶応大学の4年生
今村さん:日本人 経営コンサルタント
中村さん:上海在住の日本人 不動産投資ファンド勤務
Chris: シンガポール在住のアイルランド人 メリルリンチ勤務
Neil: シンガポール在住のスイス人 INGバンク勤務

と、なかなかバラエティに富んだ経歴の人が集っていました。
みんな紳士で、気配りがあり、狭いながらもテントの雰囲気は悪くありませんでした。

さて、2日目の朝がやってまいりました。
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疲れているせいか、1日目よりぐっすりと寝られました。
やはり、砂漠の夜は冷えるため、温かいコーンスープがしみる。。

朝のブリーフィング。
一日目よりコースは長くて難しめなこと、カットオフタイムI(締め切り時間)がゴールに設けられることが告げられる。
昨日は肩慣らし、今日からが本番か。。

二日目も喜納ちゃんのエールと、三州さんの気合。
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うし、やったるで!

最初はしんちゃん、くろちゃんとしばらく一緒にいましたが、昨日の疲れもあってすぐ足がへたってしまい、どんどん置いていかれました。
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・・・あいつら、はええよ。。。

荷物が肩に食い込み、足も痛み出してきます。

坂を上ったり降りたり、コースはタフでしたが、その分岩山があったり、高いところから風景を見晴らせたり、一日目よりバラエティに富んだ景色を見ることが出来ました。
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景色の素晴らしさとコースのタフさはセットで来るのか。。

CP2で足の痛みに耐え切れず、早くも痛み止めを飲んでしまいました。
CP3では、阿部さんと会いました。
阿部さんは、元銀行員で今は自分で事業を興しており、さらに大学院生もしているタフな人です。
とにかく見た目が年より驚くほど若く、精神的にはさらに若い人です。
どんな鍛え方をしたらこうなるんだろう。
以前、僕が通う大学院に勤務していて、クラスを持ったこともあるということで、親近感を覚えていました。
CP3での阿部さんはかなり苦しそうで、「持ってきた塩が合わない」とおっしゃっていました。
僕のアスリートソルトを3粒ほどわけて、自分が先に出発。

急斜面の砂地を一気に駆け降りる!ひゃっほう!
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この日は4時半ごろゴール。
足はへろへろ、マメは新たに2つ出来てしまいました。

少し落ち着いて、他のテントの仲間とお話。
なんと、エベレスト登頂に成功したという、Remiと知り合うことが出来ました。
彼は、エベレストだけでなく、7summit全てを制覇し、北極点にスキーで到達したという、リアル冒険家です。
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自分で経営していた会社を売り払って以降、このような冒険を続けているようです。
彼曰く、「面白い人生を送りたいなら、一年に一回は冒険するといいよ」
資産を持っても守りに入らず、どんどんチャレンジしていく姿勢はかっこよかったです。

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さて、日が暮れ、カットオフタイムの7時が近づいてきます。
まだ到着していない日本人が気がかりです。
しゃながぼそっと、
「ゴールが遅いと、それだけ休む時間も、準備の時間も少なくなるので、大変なんですよね。。」
そう、特に暗くなってしまうと、なかなか次の日の支度を進めるのも大変です。
遅ければ遅いほど、次の日に疲労を蓄積してしまうという悪循環。
こういうところも過酷なレースです。

そんななか、今村さんが到着!
いやー、よかった!
あとは?

阿部さんがまだだ。。

CP3で会ったのは結構前だったのに、大丈夫だろうか。

と、待っているとやっと阿部さん到着!
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日本人全員完走!よかったよかった!

僕らはカットオフタイムまでゴールで応援に回り、ぎりぎりで必死に走ってくる選手に声援を送っていました。
12時間灼熱の砂漠を走ってきて、カットオフタイムでぎりぎりに滑り込み、倒れこんでくる選手に感動。

そしてその夜、夕飯時。。。

阿部さんがさらりと、「僕、リタイアすることにした。」

えー!!!まじですか!!

「うん。お腹の調子壊して、電解質不足になっちゃった。持ってきた塩が合わなくて、手足が痺れてきてやばいと思ってさ。。。 他の人に塩をいただいてなんとかゴールしたけど、体調が戻らなくてこれ以上は危険だと思った。」

そーかー、残念。阿部さんともっと走りたいと思ったが。。。

皆、色々な動機を持ち、準備も大変なサハラレースを自分で判断してリタイアするのは、それはそれで勇気が要ります。しかし、なんだかんだ言ってそれなりに極限な環境、やせ我慢は後で大変な事態にもなりえます。
ということで、阿部さんの英断を皆、尊重しました。

しかし、モロッコサハラマラソンという、同じ一週間でモロッコのサハラ砂漠を250km走るマラソンを一度完走している阿部さんをして、二日目でリタイアか。。

油断は禁物だな。体調にだけは気をつけないと。。

と気を引き締めた、Stage2でした。


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