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2011年10月21日 (金)

-サハラマラソン完走記~走歴なしからサハラ250kmマラソンまで~ Stage1

夜は21時に寝袋に入ったものの、緊張のためか、時差のためか、なかなか寝付けず、結局寝たのは23時でした。
そして、目が覚めたのは4時過ぎ。まだ外は真っ暗。
でも、4時半過ぎると、外ではお湯を沸かす音がして、人の声が徐々に聞こえだしてきました。
そう、7時スタートなので、そろそろ起きなくてはならないのであった。。。
ちょっと寝不足な気もするけど、まぁ、アドレナリン出そうだから、だいじょぶか。

飯を持って外に出ると、日本人選手が少しずつおきだしてきて、みんなで車座になって飯。
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お湯はいくらでももらえるので、主食は乾燥食。
僕は、RacingThePlanetのサイトで売っているExpedition foodという砂漠御用達乾燥食のようなものを主に持ってきました。一袋800kcalもあるため、これ一食で必要なカロリーがとれるのです。
この朝は、オートミール。
さっそく食べてみると。。。ふむ。。。。なんかゲロくさい。。。。
しかし、割となんでも食べられる僕は、食欲を失うことなく平らげたのでした。
えらい、僕の胃腸。
ちなみに、これ以外は、どのExpedition foodもおいしくいただけました。

食べている間に、朝日が昇ってきます。岩肌がピンク色に染まっていく光景も、見事でした。

慶応応援団長、喜納ちゃんは、エジプトに来る前にみんなに「学ランもっていけ!」と煽られ、実際に持ってきました。
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いまや、「これでスタートダッシュしますよ!」とのりのりです。
これだけで1kgはあります。ほんとアホです。

朝のブリーフィングでは、コースの説明と、例年Stage1で張り切りすぎてリタイアする人が多いから、抑えるようにといった注意事項が流れました。コースの長さは36kmほど。ラストを除く全日程で一番短いステージです。チェックポイント(CP)は全部で3つ。CPにはテントがあり、水が補給され、一休みも出来ます。
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出発前のスタートラインはお祭り騒ぎ。
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台湾チームは結束抜群。てか、そのコスプレつけて走る気。。。?
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らくだもいました。
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「おい、兄弟よ。。。」
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ぽわ~~~~ん
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そして、喜納ちゃんが、「出発前にエールをしたいと思います!」と言い出し、日本人選手に向かって、慶応式の手振りで、「フレーフレーサハラ!フレーフレーサハラ!」
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さらに、プロレスラー三州ツバ吉さんが「ツバ」イダーマン姿で、「いーち、にー、さーんしゅ~~~~YA!」と気合を入れました。
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おし!気合が入った!

全ての装備をつけ、水もボトルに満杯にして、スタート地点へ。
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ついに来た。。。。。

マラソンブームの折、世界中には何万人、何十万人とマラソンランナー、どMランナーがいます。
しかし、世界のドMランナーに一目置かれるこの砂漠マラソンには、世界からたったの150人しか参加しません。
なんの資格も要らないにも関わらず。
その中の一人として、このスタート地点に立っているのです。
ここに立つためには、努力や能力が最も重要だったわけではありません。
ただひとつの決断、決意がこの場に自分を立たせているわけです。
「出来るのか出来ないのか」ではなく、「やるのかやらないのか」。
自分の意思、決断することが、自分のいる世界をここまで変える。
この3ヶ月を思い返し、感慨深くなりました。

ふと、小野と目が合いました。
「ついに来たな」
ハイタッチ。

お前がこのサハラへの挑戦のきっかけを作ってくれ、そして後押しをしてくれたんだ。
言葉には出さないけど、ありがとうな。
いっぱい楽しんで、絶対完走しようぜ!

近くにいた、くろちゃんと握手、しんちゃんとハイタッチ。
この3ヶ月、一緒にトレーニングできて本当に楽しかった。
二人がいたから、あんなアホみたいに辛いトレッキングも、炎天下のマラソンも楽しくやれたんだ。
一緒にこのスタートラインに立てているのが本当にうれしいよ。
お互い、絶対完走して、うまいビール飲もうな!

「3、2、1..スタート!」
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ついにサハラレースが始まりました。

朝日の砂漠の中を、みんな走っていきます。
先頭の人は、見る見る小さくなっていきました。
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わー、この乾燥した空気、地面の砂、日光の強さ、どれも日本とは違うわー。
風景も見事に荒涼としている。
まるで映画の中の違う惑星の上を走っているようだ。
ありえない場所での、ありえない経験を、今、している。
うれしくなって、がんばって走っちゃいそうだけど、先は長いし、自重自重。
自分のペースでせっせと走る。

CP1までは短い距離のため、あっけなくつきました。
湖のほとりで、砂漠なのに小さな滝まであります。
Falls

CP2までは長めの距離で、湖からも離れ、ひたすら平地を走ります。
このあたりで太陽光が強烈になってきます。
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背負っている10kg超の荷物もあり、早くも走るのがつらくなって小走り状態になりました。
近くを走っているほかの国の女性ランナーに、「Do you enjoy?」と聞いたら、苦しそうに「No!」と返ってきました。
あらら。

10時過ぎにCP2に着きました。
そうすると、向こうから何かがやってきます。
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あ、神様のコスプレだ!
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台湾チーム本当にこれかぶって砂漠走っているんだ!
ただもんじゃねー!

CP2からCP3は、ちょうどお昼ごろで太陽光も強烈になり、風もなくなりました。
足も、バックパックを背負っている肩も痛み出します。
疲労のなかでじりじり焼かれると、頭がくらくらしてきて、(これは何時熱射病になってもおかしくねぇ)と危機感が出てきました。
すると、目の前にちょっとふらふら歩いているランナーがいます。
みると、日本人で、みっちーでした。
「みっちーちょっとふらふらしているぞ。大丈夫か?」
「あぁ、ちょっと股関節が痛い。。」
みっちーはすこし岩陰で休み、僕は先を急ぎました。
CP3までは長かった。。。

CP3からゴールまでは、「今日はこの10kmを走ればゴールだ」と念じながら、小走りで移動しました。

これが砂漠の道しるべ、ピンクフラッグです。
Flag
こんなちんまりとしたものが、25m, 50m, 100mおきとかにありますが、景色に溶け込んでよく見えないこともしばしばあります。その時はたいてい先人の足跡を頼りにするのですが、たまに岩の上になって足跡が見えなくなると、どっちに進んでいいのか一瞬わからなくなり、恐怖感があります。

そしてゴール!午後3時半になっていました。
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もうへとへと。。
同じテントメイトはもう半分以上帰ってきていてテントの中でゴールを祝福してくれました。
リタイヤ者の多いという一日目を終わり、マメが一個できたものの、無事完走できてひとまずホッとしました。
日本人選手は、全員無事完走でした。
と、同時に疲労感もけっこうあり、残りのステージ無事完走できるのか、若干不安に。。
この日は疲れをとるため、20:00には寝たのでした。
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コメント

砂漠…いいですね。

アメリカとオーストラリアの砂漠しか経験ありませんが、サハラもいつか走ってみたいところです。

気温はかなり高かったのでしょうか?

仮装ランナー、自分は苦しくても周りを楽しませると言う意味では立派なエンターテイナーですね。

続きを楽しみにしています。

投稿: アドヴェンチャー・ランナー高繁勝彦 | 2011年10月21日 (金) 10時28分

高繁さん
コメント有難うございます!
砂漠楽しかったです。
気温は、予想ほど上がらず、45度程度でした。
十分暑かったですが(笑
台湾チームは、建国100年の記念行事の一環で来ていて、かなり大きなメディアチームを連れてきていました。
仮装も、台湾の神様のもので、台湾の子供達へのメッセージだそうです。
彼らはこのサハラレースのドキュメンタリー映画を作るということで、楽しみです。

投稿: ちべぞう | 2011年10月21日 (金) 17時48分

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