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2009年8月 1日 (土)

岩瀬大輔氏「金融資本主義を超えて

最近、岩瀬大輔氏の「金融資本主義を超えて」というハーバード留学の体験記を読んでます。
金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫) Book 金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫)

著者:岩瀬 大輔
販売元:文藝春秋
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 ハーバードビジネススクール(HBS)での経験と、そこで考えた様々なことを洞察深く書いていてとても面白いです。
 HBSといえば、世界中のトップエリートが勉強しにくるのですが、日本のMBAコースとは生徒のスケールが違う。グローバル企業でスピード出世して数百人の部下を25歳で持ってましたとか、学生時代にベンチャー起こして売り払って、ファンドからアルゼンチンの鉄道会社に出向して20代でCFOやって再建にがんばってましたとか。また、会う人物もその業界のトップクラスの人たちで、HBSの学生といえばかなり認めてもらって話ができるとか。
 本を読んでいると、もう我らサラリーマンとは発想のレベルからして違ってるなーと思った。みんな20後半から30前後なんだもんね~~。
 日本のMBAって、仕事をしながら経営に必要な知識を学ぶというスタイルが多いので人生観を根本から変えるということは少ないし、こういう環境から受ける刺激という面では全然敵わない気がします。

 岩瀬大輔氏は、「ハーバード留学記 資本主義の士官学校にて」という人気ブログを書いていた有名人です。開成から東大法学部で在学中に司法試験に合格して、その後ボストンコンサルティンググループ、ICG、リップルウッドを経てHBSでベイカーズスカラー(上位5%)を取り、今はライフネット生命という会社を興したいわゆるビジネスエリートな方です。でも、文章からは変なプライドは感じさせず、素直で飾らない人柄なんだろうなーというのが想像できる。非の打ち所がなさすぎる。
 こういうキャリアの人って、もちろん本人が優秀なんだけど、親が与える教育環境も相当影響あるよなーと思う。岩瀬氏は親が大手商社の幹部で、小学校時代はイギリスでクイーンイングリッシュを叩き込まれて英語ぺらぺらだし、その後も親の赴任先に遊びにいったりして国際感覚を養っているわけで、それが受験時も外資でもHBSでも、ずっと役に立っているわけです。同じHBSを卒業して楽天を創業した三木谷さんも親は学者だし、なんつーか、セレブの子はセレブなわけで、スタート地点がちがうという感じです。親が子に受け継ぐ資産は、お金じゃなくて教育だなーと実感できるわけですな。
 そう考えると、僕もリストラの最中だったにも関わらず東京の予備校と大学に出してくれた親には感謝せざるをえない。

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