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2008年8月21日 (木)

社会で役に立つ勉強とは

「学校では、もっと社会で役に立つ勉強を教えなさい」
とは、よく教育論議で出てくる言葉です。

自分が学生のころも、「二次関数なんて、生活で使わないじゃーーん!!なんの意味があるんだよー」とよくごねていた気がします。

社会に出て役に立つ勉強・・・ってなんでしょうか??
語学?パソコン?礼儀作法??
まあ、これらも確かに覚えておいて悪くないですが・・

自分が実際に社会に出て、これもっとしっかりやっておけばよかったなあという学問は。

解析、幾何学、量子力学、電磁気学、力学、無機・有機化学・・

そう、いわゆる基礎学問をもっとしっかりやっておけばよかったとすごく感じます。

技術の進歩、市場の動きが非常に早い世の中で、流れにキャッチアップする、あるいは自分が流れをリードするには、物事の本質をすばやく理解することが出来ないと、とても対処できません。
たとえば、高速通信規格なんかは、どんどん高速化、大容量化が進んで、次から次へと新しい規格が目白押しになります。
メーカーに勤める技術者としてはその規格に対応した製品をすばやく出さなくちゃいけないのですが、大体スペックは厳しく、納期は短くということになります。そのスペックをすばやく理解し、どのような技術を用いればいいか、自分の頭で考えなくちゃならないとき、モノの本質をしっかり理解しているかしてないかで全然違ってきます。
 または、新しい技術を一から立ち上げる局面のとき。仮説を組み立てるときの基礎理論の理解度がどの程度の深さかで、まったくアウトプットが違ってしまいます。

 世の中の動きは確かに早く、次から次へと新しいものが出てきますが、根本の理論は大方かわりません。その応用部分を変えているだけなのです。なので、一番の大本を理解していると、対応の正確さと速さがまったく違ってきてしまいます。

 物事の本質をいかに理解しているかは思考の深さにつながり、物事の勝負を決するキーファクターになるのです。
 
 確かに、基礎的な理論は高度に抽象化されているので、亀の子みたいな記号がたくさん出てきてとっつきにくい上に、どう日常生活に応用されるのか、自分の将来にどう関わってくるのかイメージしにくく、学生のうちは敬遠したくなる気持ちはよくわかります。まあ、自分もそうでした・・
 でも、抽象的な分、応用がめちゃくちゃ利くのです。

 しかも、こういう基礎学問というのは身に着けるのに時間と手間を要するので、社会に入ってから勉強する次時間をとるのは非常に難しい・・。社会の流れにキャッチアップすることがどうしても優先されてしまいます。

もちろん、これらを理解するうえでの国語や語学はすべての基盤です。
 
 なので、自省をこめて、「学校の勉強の中で社会に出て役にたつ勉強って、何?」って聞かれたら、
「五教科全部!」
とこたえます。
もしくは、大学生なら、
「まず、必修の基礎科目をしっかり勉強してください」
といいますね。 
変におもねった社会教育なんて、二の次でよいです。

つーわけで、最近は大学の電磁気学の教科書を引っ張り出して数式組み立ててます。
あー、ほんとにもっとちゃんとやっときゃよかった・・・

今から量子力学とか物理学とか、大学初等クラスくらいの科目を勉強してみたいという、奇特な社会人の方いますかね??

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