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2008年6月22日 (日)

NECエレとエルピーダ、ディスプレイ用ドライバICの合弁会社を設立へ

mycomの記事より

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/20/030/

NECエレクトロニクスとエルピーダメモリは20日、液晶ディスプレイおよびフラットパネルディスプレイのドライバIC分野で合弁会社を設立すると発表した。現在は基本合意の段階で、9月末を目処に契約を締結し、今年中に新会社を設立する見込み。出資比率はNECエレクトロニクスが80%程度、エルピーダメモリが20%程度となる予定。

新会社ではディスプレイ用ドライバICの開発や設計、販売を行い、製造はエルピーダメモリに委託する。製造には、エルピーダメモリの広島工場内にある300mmウェハの製造ラインを使用する。

今回の基本合意は、ディスプレイ用ドライバIC事業の拡大を図るNECエレクトロニクスと、300mmウェハの製造ラインを効率的に活用したいエルピーダメモリの考えが合致したことによるもの。

発表によると、2007年度のNECエレクトロニクスのディスプレイ用ドライバICの売上は約800億円で、世界シェアでは12~13%。また、エルピーダメモリの広島工場内にある300mmウェハの製造ラインは、月産で約12万枚の製造能力を有しているという。

 東芝も液晶用ドライバ事業を再編したことだし、この業界も再編の波が大きく押し寄せてきているのでしょう。アイサプライによると、液晶ドライバICは、大型小型合わせて2011年に100億個市場になるという成長業界ではありますが、パネルの価格下落に歩調を合わせてIC自体の価格下落も激しいものがあります。メモリのように生産を大規模化して量産効果による低コスト化をいち早く進める必要もあるでしょう。NECエレは現在世界市場で3位以内のポジションにいるようですが、市場シェアが10%そこそこでは心細いものがあります。エルピーダはエルピーダでDRAMだけではあまりに事業のボラタリティが大きすぎるので、ロジックにもある程度手を伸ばして事業構造を安定化させたいのかもしれません。

 そういった思惑も絡んでいるんでしょうね。別会社にしたことで経営判断を機動的に出来ればプラスに働くでしょうけど、投資規模だけ会社のサイズに合わせて小さくなり、経営判断スピードは相変わらずという日本企業お定まりの路線になってしまうと、事業切捨てと思われかねません。是非、経営陣には奮闘していただきたいものです。

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【技術参考書】アナログCMOS集積回路の設計 基礎編  Behzad Razavi 著

本ブログは長いことさぼりまくってましたが、これからは自分の勉強のためにもなるべく定期的に更新していこうと思います。自分の視点から見た半導体に絡むいろいろな話題を提供できればなーと思います。

さて、今回は、書籍紹介です。アナログCMOS回路設計者の定番の教科書、アナログCMOS集積回路の設計 基礎編(Behzad Razavi 著  黒田 忠広 監訳)です。

 アナログCMOS集積回路の設計  基礎編 アナログCMOS集積回路の設計 基礎編
販売元:TSUTAYA online
TSUTAYA onlineで詳細を確認する

このrazavi先生は、UCLAの教授で、特にCMOS無線回路では大家の大変有名な先生です。

基礎編では、デバイス物理の基礎から、一段増幅回路、カレントミラー、高周波特性、雑音くらいが主な内容になっています。

他のアナログCMOSの教科書に比べ、若干とっつきにくい感はあるものの、その説明の丁寧さは群を抜きます。単なる回路の説明だけじゃなくて、考え方、MOSFETの見方を教えてくれているような気がします。最初のデバイス物理は、本当に単純なモデルで先端プロセスでは必ずしも当てはまらないものもあるものの、回路のざっくりとした検討では多くの場合有用だったりします。

自分も繰り返し繰り返しお世話になっておりますが、経験値を積むと新たな発見があるような、とてもいい教科書だと思いますねー。

ただ、和訳本の最初のころの版は結構誤訳や転記ミスが多いので、納得できないところは英語版も合わせて読んだ方がいいかもしれません。

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2008年6月11日 (水)

秋葉事件で考えた

久しぶりの投稿です。

6/10に起こった秋葉原の殺人事件に関連してですが・・

http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY200806100128.html

ひどい事件ここにきわまれりという感じですね。
友人には、アキバ御用達という方が何人かいらっしゃって、彼らはほんと無事でよかった。

犯人は、25歳
性格:おとなしくてまじめという周囲の評判
動機:世の中が嫌になった

・・・

最近、こういう事件多くないですか。
昨年末からだけでも、
佐世保銃乱射事件
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe8700/news/20071214it12.htm
茨城通り魔事件
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080323/crm0803231935012-n1.htm
と、すでに三件も通り魔や連続殺傷事件が起きてます。
さらに、連続でなくとも、最近起こったマンション隣室のOLばらばら殺人事件も含めると、犯人のキャラクターや、動機がみんな似てます。

一見おとなしくてまじめな人が突然変身、理由は世の中が嫌になった、人を殺したかった・・・・

正直、こういう不可解で気持ち悪い事件は確実に増えていると思います。
統計的に凶悪犯罪は増えてないといっても、犯人の人格や背景など、質が変わってきているんじゃないでしょうか。

確かに、こういうことするのは一部の異常者なのかも知れないけど、自分は世相もかなり影響しているんじゃないかと思うのです。
一言で言うと、社会とのつながりが希薄になってきている影響じゃないかと・・・。昔は、終身雇用が前提で、会社も家族で運命共同体みたいなところがあったじゃないですか。でも、今は派遣や請負も急増して、同じ正社員同士だって、お互いのプライベートに踏み込んだ話はしないですよね。まあ、俺も別に会社の同僚とはしたくないけど・・。
さらに、友達づきあいだって、そこまで踏み込んだ関係はなくなってきているし、家族関係だって、あまりお互い干渉しない家庭が増えてるんじゃないでしょうか。ネットが発達して、顔を合わせなくても用は足せちゃうことも人間関係の希薄さというか、リアル感のなさに影響していると思います。

まあ、当然ネットは便利だし、都会のしがらみの薄さも自分なんかは十分満喫させてもらっているわけですが。

一方で、こういう世間とのつながりの薄さと折り合いをつけられなくて、孤独感を深めていくと、結構自分の中で煮詰まって、思考がわけのわかんない方向に行く可能性もなくはないと思います。それに、今の時代、耐えて働けば希望があるとは必ずしもいえないですしね。ある資質の人は、そんな身の上に絶望し、「世の中ぶっ壊してやる!」的発想に暴走する可能性もあると思います。

はっきりいって、そんな自分勝手な妄想に人を巻き込んでほしくないわけですが、人とちゃんと関わることなく、自分の世界で怪物を育てちゃうと、そういう普通の人の常識とか、価値基準なんて関係なくなっちゃって、「俺の世界を俺が終わらす!」みたいなことになっちゃうんじゃないかなーと思います。

だから、この人みたいに
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/ea/25/
凶悪犯にはよりいっそう厳罰を、そして防犯カメラをあらゆるところにつけましょう!って主張は、気持ちはわからないでもないけど、多分こういう犯罪の抑止力にはならないと思う。

だって、本人生きる気ないし、見つかっても関係ないんだもん。
そもそもこんな犯罪、今でも速攻死刑でしょ。わかっててやってるからね。この人たち・・・
単に、監視カメラが増えて、普通の人が生きにくい監視社会になるだけだと思う。

じゃあ、どうやったらこういう基地外の犯罪を防げるかって?
それはわかりません・・・・あせあせ(飛び散る汗)
とりあえず、武器を持たせないことは大事かな。
サバイバルナイフなんて、なんの用途があるの?

でも、俺も高校時代くらいまでは、同級生とつるむのが苦手で、あまり人付き合いをしない子でした。だから、不満を溜め込む心理もなんとなくわかります。
大学を経て社会人になって、友人が増え、人とのつながりの大切さを実感するようになりました。
自分を救うのは、結局人とのつながりですね。
ほんと、友人、家族には感謝です。

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