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2007年11月14日 (水)

回路設計と板前の共通点

よくコンビニで売ってるMy first bigの板前漫画(味いちもんめとか、江戸前の旬とか)を読んでいるのですが、最近、俺の仕事もどっちかというと、こういう板前のような職人に近い気がしてきました。

なんかですねえ、一人前に認められるまでの道のりが遠いのですよ・・。

味いちもんめなんかによると、一人前に認められるまでには、追いまわし→焼き方→煮方→立て板という道筋を、15年くらいかけて回っていくようです。最後は花板という、俗にいう親方の地位があるのですが、これは管理職に近いですね。

これをおいらの仕事(アナログ回路設計)に当てはめると、

・雑用、レイアウト、周辺回路設計(初心者~2、3年目くらい)・・・追いまわし

・先輩のアシストを受けて、自分でコアの回路設計の経験を積む(3~6年目くらい)・・・・焼き方

自立してコアの回路設計を担当し、プロジェクト進捗もある程度自分で管理する(7年目~9年目くらい)・・・・煮方

回路のトポロジーの開発も行い、若手の面倒も見る(10年目以降)・・・立て板

チームマネージャー(管理職)・・・・・花板

やっぱ、一人前と見なされるのは、7年目以降の、板前の世界でいう煮方クラスなんですよね。回路に熟達して自分で回路方式の選択や新規開発を出来るような人は10年目くらいの立て板クラスの人で、そこまでいくと花板もあまり細かいことは言わなくなります。

わしゃ、他の技術分野からこの世界に入って、今三年目、まあ、追いまわしをやっと卒業したところですよ。自分の場合、いわば農家をやってた人が一念発起して料理人の世界に飛び込んだようなもんです。同じ食材を扱ってたとはいえ、別次元の話。中卒で料理人をやってた人には同い年でもまだまだ太刀打ちできないわけです。

やっぱ、理論はベースにあるけど、長年の経験と勘がものをいうというところが料理とアナログ回路設計って似てるのかな?
 
 最近妙に料理漫画に親近感を覚える反面、板前修業は中卒とか若いうちから始めるのにちょっと焦りを感じます。仕事がばりばりこなせる30代前半に十分な技術レベルを身に付けるには、そんくらい若いうちから修行しないとってことなんでしょうね。
 振り返って、30歳前後でこの世界に入ったおいらは、十分なスキルを積むころには年齢は・・???
 ってんで、やっぱちょっと焦る今日この頃です。

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コメント

はじめまして。 面白いブログですね。 半導体設計者という観点からものごとを観察されているのが好きです。 実は私も半導体設計者です。 なかなか成長できないで悩んでいるのが現状ですね。 今後もおもしろい記事を書いてください。ではでは

投稿: hide | 2008年4月 4日 (金) 12時05分

>hideさん
ありがとうございます!
せっかくコメントいただいたのにブログをずっと放置してました・・。
今この記事を見ると、だいぶ悠長なことかいてますね(汗
実際のところ、回路設計に入って3年もすれば、ある程度回路のアーキテクチャ選択から任されちゃいますね・・。
お互い頑張りましょう!

投稿: ちぶぞう | 2008年6月11日 (水) 00時15分

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