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2006年8月14日 (月)

Nissan LPIE(技術系リーダー養成プログラム)体験記(2)

合宿にはスーパーバイザーになっている大学の先生も一緒に寝泊りして議論に加わります。

さて、ついたら夜にレセプションがあったのですが、その前に京都大学の西本先生から「デカルトの方法論序説」なる100ページほどの本が渡され、「明日の朝の講義までに読んでおけよ。ええか、でもこの後はしっかり酒を飲んでみんなと議論はしなきゃいかんぞ」なるお達しが・・。哲学書なんて読んだことないですけど・・。いきなりハードな課題ですw

レセプションの後は、施設内のバーに移って酒を飲み、さらにその後、数人の酔っ払ったメンバーに引っ張られて更に飲まされ・・開放は日付け回ってました。これから読むのかい!!!

・・・でも、なんとか読んで次の日の講義を受けました。眠かった・・そして、プロジェクト開始。

お題は、「チームに分かれてそれぞれ「humanity&sustainability」の理念にフィットするようなプロジェクトを立ち上げなさい。ただし、提案書レベルで終わるものでなく、世の中でビジネスとして回すところまでサポートするのでそのつもりで」というものです。チーム分けの方法論も、どんなプロジェクトにするのかも、メンバーに任されます。この合宿で決まったテーマに沿って9ヶ月のプログラム期間でプロジェクトを完成させるというわけです。

さて・・・初対面のメンバーでチーム分けの方法論から考えるということ。これがなかなか大変なんです。どういう基準で分けるのか、いくつのチームにわけるのか、プロジェクトが先か、チーム編成が先か・・・喧々諤々の議論になります。プロジェクトにしても、いったい何を対象にすべきなのか、意義があってかつ世の中で通用するような独創的なプロジェクトにするにはどうすればいいか・・・、もう、朝の8:30から深夜の2時3時まで毎日毎日議論を繰り返します。研修施設の環境はすばらしいのですが、堪能している余裕がないほどへとへとになりました。

反面、普段の仕事では得られないとても貴重な経験を得られました。日常業務では殆ど自明として意識しない「何のために行うのか」ということを徹底的に議論するのです。これは世の中にどう役に立つのか、自分たちがやる意味はどこにあるのか、ということを深く考えるいい機会になりました。本当は、ビジネスの原点ってそういうところにあるんですよね。自社のビジネスを維持するためには・・とか、技術レベルを落とさないためには・・とか考えがちなんですけど、そういうところにとらわれず、一度「なんのため?」から始めるのはとても重要だなと思いました。

合宿で出合った仲間もまた強烈にキャラが立った面々で、よくこんなの集めたな・・という人たちばかりでした。みなその分野の第一人者には間違いないんでしょうがね。

さて、合宿から帰ってきた後もプロジェクトは続きます。メンバーとメールなどでプロジェクトに関する議論を交わしつつ、ビジネス立ち上げに必要な知識を学んでいます。ファイナンスとか技術評価の方法論なんて、こんな機会じゃないと勉強しないので、がんばっています。本業で勉強しなくちゃならないこともたくさんあるので、なんだか受験期の高校生のようになってますが・・。

このプログラムは今年が初めての取り組みで、我々が第一期生になります。プログラム自体も発展途上なので、メンバーもITツールの整備などに協力しています。

というわけで、初めてづくしでいろいろ大変なところもありますが、来年以降に繋げるためにもなんとか成功させたいなーと思っています。

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