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2006年4月23日 (日)

web進化論と半導体進化論3

web進化論の梅田さんは、はてなの会社運営に関してwikiを導入して情報共有をしていると書いていますが、このようにwebベースで会社の仕組みを考えるのも面白そうです。

思いついたアイデアを、みんなで議論してブラッシュアップするには、wikiを利用するのは面白そうですね。もちろん、セキュリティの問題はありますが、半導体マクロのIPなどは、データの塊なので、webを利用して極限まで輸送コストを低くすれば、安価なマクロを提供することも出来そうです。

進化の早いwebサービスの世界に対応した会社の仕組みを作るのは、ゼロベースで出来るベンチャーのほうが向いてそうな気がします。

「ロングテール現象」は、半導体は直接マス相手に商売するわけではないので、そのまま当てはめることは出来ませんが、消費者の消費形態に影響は受けるので、ロングテール現象が大きくなるに従って、市場はどのように変化するかは観察しておかなければなりません。

オープンソース現象は、ソフトウエアの世界では昔からあるスタイル(というか、もともとソフトウェアはオープンな世界で有料化は後)ですが、半導体の世界でこの手法は使えるのでしょうか。もし、プリミティブな回路IPがオープン化すれば、半導体の価格は劇的に下がります。しかし、回路IPは確かにデータの塊だし、電子回路が趣味の人もたくさんいますが、ハードウェアの場合は最終的に実シリコン上で動作することが重要で、特性や物性値にプロセス依存があるので、なかなか難しいところでしょう。一般的な回路のアーキテクチャや理論は、学会で発表されるので、そういう意味ではすでに学術的なオープン化の仕組みはあると言ってもいいでしょうね。

コメントにあった指摘のように、グーグルのようなネット企業の快進撃は、いわば通信インフラ企業の不振の犠牲の上になりたっている部分もあると思うので、この本のようにグーグルが次世代の覇権を担うようになるかは分かりません。しかし、今の情報業界の大きな流れはこの本に描かれているように動いていると思います。

自分もwebの進化に重ねて、半導体ビジネスの次の姿を考えてみました。皆さんも、これからおいしい半導体ビジネスとは何かを考えてみませんか?

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