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2006年4月20日 (木)

web進化論と半導体進化論1

各所で話題の梅田望夫氏の「web進化論」を読みました。

論じられている中で重要なポイントは、

・あらゆるIT関連機器が年率30~40%も価格下落をしていく結果、ITに関する必要十分な機能をコストを意識することなく手に入れることができる「チープ革命」が起こる。

・ITに関する付加価値はネットの「こちら側」から「あちら側」に移行する。

・グーグルは巨大なサーバ群で情報発電所のようなインフラを構築し、ネットの「あちら側」の覇権を握りえる重要な企業である。

・ブログやアドセンスなどの普及によって、マイナーな市場の集積(ロングテール)が価値をもつような新しい世界が出現しつつある。

といったところでしょうか。

今、インターネットに親しんでいる人間にとって、なんとなく感じてる時代の波をうまく論じているので、説得力があると思います。

われわれメーカーでものづくりを商売にしてるものにとって気になるのは、ネットの「こちら側」、要はリアルな世界で使用するハードウェアはどんどん付加価値が下がるというくだりです。

日経のサイトでも、この話についてだいぶ熱い議論が交わされてます。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060313/114691/

コメントもかなり書き込まれてますが、一部リアルな世界のすべてがコモディティ化すると誤解している記述も見受けられます。

梅田さんは、あくまでIT機器の付加価値について論じているのであって、IT機器に関して言えば、今もコモディティ化によって値段がどんどん下がる状況にあるのは否定できないでしょう。

そして、半導体はIT機器の中核部品であり、梅田さんの語るネット社会の未来の影響をもろに受ける業界であります。

そこで、web社会の進化に伴って、半導体ビジネスをどのように展開すればよいものかを考えてみたいと思います。

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コメント

ネットインフラただ乗り論では、いずれ処理が間に合わなくなって、バックボーンが破綻するといわれています。

概要↓
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20101839,00.htm

これは予見の世界で、「有料化しろ」とか「設備を増やせ」といわれているけど、コンピューティング自体の進化も要求されるのだろうなと感じています。

投稿: ミズタマのチチ | 2006年4月20日 (木) 15時45分

チチさんコメントどもーです!
そうですね、通信インフラというのは盲点でした。
いわば、インフラ企業の低収益を踏み台にしてグーグルなどのネット企業が栄えているといって過言ではなさそうですね。
このあたり、インフラ企業はどのような動きをするか注目ですね。

ただ、通信トラフィックの負荷が技術の進歩とともに問題にならなくなってくれば、また話は変わりそうではありますね。
面白い話題ありがとうございます。

投稿: ちぶさん | 2006年4月21日 (金) 01時01分

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