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2006年4月14日 (金)

インド旅行記8:エローラ遺跡

 朝起きると、いちるさんがベッドの上で四つんばい。
「・・・・・腹いてえ・・・・・・」
なんだか朦朧としています。しかし、
「・・・・うう・・・・いや、這ってでもいきましょう・・」
というわけで、エローラ石窟観光の決行であります。
僕もナチュラルにお尻から水が噴き出る状態ですが、ここまできてかのエローラ石窟を見ないわけにはいかないでしょう。

オーランガバードからエローラまでは車で行きました。
しかし、窓の外の光景はこれまたすばらしい。
デカン高原はちょっとグランドキャニオンに似た雰囲気で、でかいテーブル状の山腹に地層がうねっているのがはっきり見えます。

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「うぉぉ・・・この姿勢は・・きつい・・」
とか言いながら、いちるさんも身を乗り出して写真を撮ってました。

すると、目の前にまるでロマンシングサガのような中世の巨大な城壁が見えてきました。そして遠くには、切り立った岩山に砦が張り巡らされているのが見えます。

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ガイド「これが、ダウラターバードです。」
切り立った岩山の下には堀が巡らされており、熱い油とか、毒蛇とかのトラップがあって難攻不落の城だったそうです。
まさにゲームに出てくる竜王の城のようなたたずまいです。
勇者になりたくね・・・ 

ダウラターバードの写真を撮るために車を止めたところ、偶然巡礼者の列に出会いました。

20060411ind3

ちょっと写真をとるのは失礼かなと思ったのですが、先頭にいる警官みたいなおじさんが手招きをしてシャッターを押すポーズをとるので、先頭に回りこんで写真を撮って見せてあげました。

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しかし、写真には一顧だにせずいかめしい顔つきのまんまじっとこちらの目を見てます。
あれ・・・???なんか違った・・・・???
動揺した僕はそそくさと逃げ帰ってきちゃいました。
しかし、いちるさんは普通に写真をとりまくってたので問題はなかったようです。インド人は難しい・・・

そして昼ごろエローラ石窟に到着。
エローラ石窟は1500年~1000年前くらいに出来た石窟で、ジャイナ教、仏教、ヒンズー教それぞれの石窟が合計34個あります。その中で本命のカイラーサナータ寺院を後回しにし、まず第30~34窟のジャイナ教石窟に行きました。
前座だしー、カメラのメモリ大事にしておこう。

と、思ったのですが、
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これがすごい。等身大の象の彫刻が入り口にあり、柱という柱の彫刻はものすごく細かく繊細で、神像もすごくきれいに出来ている。これらがひとつの山から切り出した継ぎ目のないひとつの彫刻なわけで、すでにかなり感動してしまった。
面白かったのが、ジャイナ教は全裸の宗教なので神様も裸なわけですが、女神様の乳房の部分だけ黒い
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手垢です。

インド人がおっぱいだけ触りまくってるんですねwww
ここでも写真をかなり撮りまくりました。

次は仏教石窟。最初に入った石窟はアジャンタの石窟に似た形で、仏像の刻まれたストゥーパが真ん中に鎮座しております。
岩なのに、木造建築を模倣して天上に梁があったりするんですね。面白い。
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儀式に使う場所なので、祈りの声が良く響くように設計されているそうです。ガイドさんが祈りの歌をうたってくれました。ホールに響いてすごく神秘的。僕も試しに般若心経を唱えてみました。今でもお坊さんが集まってお経を唱えるそうで、すごい光景だろうなあ・・

次に3階建ての大きな仏教石窟に入りました。まるでダンジョン。中が薄暗くて、懐中電灯を持って入った俺らは、「ダンジョンだー」「これ、ドラクエっぽくね?」とか言って遊んでましたww

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しかし、階段を登るには二人とも腹痛で息たえだえ・・・
途中の小部屋で小休止したりしました。床に謎の穴がいくつか開いてるの見て、「これ、拷問器具をおいたんじゃね?」
いやいや、ここお祈りする施設だから!拷問する場所じゃないし!
途中、頬かむりして何か修理してるインド人に挨拶などして階段を上がりました。
最上階まで上がると、中央奥に鍵のかかった小部屋がありました。
修理中かなんかなのかな?と思ってると、いつの間にか付いてきてた頬かむりのインド人がそこの鍵を開けて手招きしています。
なに?入れてくれるの?
中は、中央に説教をする仏像が鎮座しており、周りにたくさんの彫刻がある部屋でした。
インド人は「paint」とか、「this,small sculpture」とか、指差しして教えてくれました。
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なんか、得した気分だったので、チップをあげたら喜んでました。
なんだろ、たまたまだったのかな。ラッキーだと思うことにしよう。

そして、最後の石窟は、いよいよカイラーサナータ寺院です。
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これはひとつの岩山を丸ごと上から掘り下げて彫った寺院で、完成に7世代、100年以上かかったといわれる怪物です。
7世代ですよ7世代。爺さん、父さん、自分、子供、孫、曾孫、玄孫(やしゃご)までみんな毎日岩彫りなんですよ。
インド人の考えることはわけわからないですね。
カイラーサナータはシバ神を奉る寺院で、全体の形は古代の戦車を模しています。
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教徒の侵入で、顔の破壊された神像が多いのがちょっと残念。

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寺院の壁面には、戦争の物語絵巻が細かい彫刻で描かれています。

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寺院内部にはリンガという、男性器と女性器を模したご神体が奉られています。多分、生殖そのものが聖なるものとされてるんでしょうね。

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そして、柱にはカーマスートラ(インド版48手)の彫刻が!www
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柱にきざまれている男女のチンチンとマンマンの部分だけまたもや手垢で真っ黒なのが笑えるww

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こら、インド人wwww

もちろん、カイラーサナータでも、怒れるシバ神の彫刻の前で踊りました。もう、ふらふらなので5秒で終了。

最後、カイラーサナータを上から見なきゃということで、ミニ岩山登山に。
もう、いちるさんも俺も地面に這いつくばる勢いで登りました。
カイラーサナータは上から見てもまったくすごい!
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やっぱ上から掘り下げただけに、上部の彫刻も半端なく細かいのであります。宗教の力は偉大だ・・・
頂上で、観光客の人に写真をとってもらいながら、「おれら、やったよね・・・」といちるさんと堅い握手を交わしましたw。
山をおりながら写真を撮ってくれた人と話ししたら、言葉も外見もてっきり日本人だと思ってたのに、どこから来たのか聞いたらタイ人でした。タイ人ってこんな日本人とクリソツなひといるのかね。

そして、エローラ石窟とはお別れし、最後の地であるムンバイへ行くために駅に向かったのでした。
もっとゆっくり見たかったな・・・アジャンタも、エローラも・・・。すばらしかったです。

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